相談相手 ページ16
最後のケーキを口に入れると
甘い味がゆっくりとなくなっていく
『ジニさん』
「ん？」
『相談、したいことがあるんです』
「相談？」
『あっこの話はあたしじゃなくて友達の事なんですけど、男の子の気持ちってやっぱりあたしも分からなくって…』
「友達…うんいいよ、こんな俺の意見でよければ」
緊張した喉を潤すために紅茶を流し込む
ちょっと喉詰まって咳をしたあたしをジニさんが心配したけど、うん大丈夫
『…友達、好きな人がいるんです。それで友達は彼が自分の事もしかしたら好きなんじゃないかって思ってて』
「そう思うきっかけがあったんだね？」
『はい。彼とは手を繋いだりハグもされた事あります…色々守ってくれて常に気にかけてくれるし、そばにいてくれるんです』
「うん」
『…この前彼の部屋で2人きりになった時、その』
次第にあの日の事を思い出して体が熱くなって膝に乗せていた手が力強く服を握る
『キ、キスされて…』
「へぇ…キス」
『それから意識しすぎちゃって目も合わせられないし2人きりになるのも避けちゃって…でも彼が余りにも普通で』
「うん」
『怖いんです。彼が…その場の雰囲気にいたのがたまたま自分だっただけなんじゃないかって』
「彼はそんな人なの？」
『そんな人じゃないって思ってます。でも…自信があるわけじゃなくて』
「…」
『お、男の人は好きじゃない人キスできるのかとか』
「いやそれはないと思うよ」
ジニさんがピシャリと断言した言葉に顔をあげる
「好きな人だからしたんだよ」
『…』
「もし俺が好きな子と2人同じ部屋にいたらキスしたいって思うよ？」
『…好きな人じゃなかったら？』
「もちろんなんとも思わない。今こうやってAちゃんと2人でいるけど、俺はAちゃんの事妹みたいに可愛くて好きだけど恋愛の好きとは違う」
『…』
「Aちゃんも俺の事恋愛の好きって感情ないでしょ？だから今こうやって2人きりでもなんも起きてない」
『はい…』
「それが好きな人だったらここの雰囲気も全然違うよ、ましてやどっちも好き同士なら」
『好き、同士』
嬉しさと恥ずかしさで唇がグッと結ぶ
「その友達、そんなに不安がらなくていんじゃないかな？もっと自信もっていいと思うよ？」
『そう思いますか？』
「うん、俺は思っていいと思う」
ジニさんが白い歯を出してにっこり笑った
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min(プロフ) - ▽まいたろさん コメントありがとうございます！悲しいまで言ってくれて…(;_;)幸せです またしうちゃんと出会えるよう妄想フル回転します！笑 (2015年8月8日 17時) (
レス) id: e86157425c (このIDを非表示/違反報告)
min(プロフ) - ▽めぐさん コメントありがとうございます！番外編、続編やっぱりあたしも書きたいです 笑 ぜひ更新した時はまた会いにきてやってください＼(^o^)／ (2015年8月8日 17時) (レス) id: e86157425c (このIDを非表示/違反報告)
まいたろ(プロフ) - 毎日更新楽しみにして読んでました…>_<… ストロベリーホームのしうちゃんが大好き過ぎて終わってしまったのが悲しいです〜！またどこかでストロベリーホームのしうちゃんと出会えるのを待ってます (2015年8月7日 23時) (レス) id: df7fbf0703 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - ストロベリーホームお疲れ様でした！毎回キュンキュンさしていただいてたのに初コメですみません。もう、ミンソクペンの私は毎回ワクドキして読ませていただきました！もし、番外編として続編があったらとっても嬉しいです！完結お疲れ様でした！ (2015年8月7日 22時) (レス) id: 36387df3c5 (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - minさん» こちらこそ、毎回コメントして迷惑かけてなかったですかね？私もとても楽しかったです。新作も楽しみに待ってますね！素敵な癒やしをありがとございましたm(_ _;)m (2015年8月7日 19時) (レス) id: 9f516f8dbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：min | 作成日時：2015年7月2日 11時
