好きと後悔 ページ12
ドアが閉まる最後の最後まで後ろ姿を追う
さっきまで聞こえていた色々な音や声が嘘のように静かで1人残された部屋の中、目にかかる鬱陶しい前髪をかきあげるとそのままベッドに背中を預けた
してしまった…キス、を。
前みたいに寝てるわけじゃない。唇の感触も聞こえてきた声もあの時とは違うAちゃんとした、と言える感触と音
「はぁ…」
好きな子が自分の部屋のベッドに横になる姿なんて…しかもうつ伏せの後ろ姿、自分では我慢強いと思ってるけどさすがに我慢できるわけがない。
我慢できる奴の顔が見たいくらいだ
両手で顔を覆う
身を捩らせた姿も耳に触れて感じた表情も下唇を噛む潤んだ瞳も全部全部全部
もっと見たい聞きたい
触れたい触りたい
「あ〜、…したい」
さっきまでAちゃんがいた場所のシーツがシワを作ったまま残ってる
そっと指先で撫でれば今すぐにでも温もりが戻ってきそうで自分の瞳に熱がこもった
もしイーシンが来なかったらどうなってただろう
自分が我慢できなくてキスをした。
俺達は付き合ってるわけじゃないし、ましてや告白もしてない
キス以上をしたいとは思うけど、やっぱりそこは付き合ってからじゃないとダメなのは分かってる
でも…Aちゃんが拒否をしなかったら…
あぁ、そこはやっぱりちゃんと理性保たないと
大事にしたい。
「ヒョーン？」
「うぇっ、」
ドア越しにイーシンから呼ばれて変な声が出る
「なっなに？」
「アイス食べないの〜？」
「あぁ、食べる…」
「早く来ないと食べるよ〜」
「行くから」
そっと視線を下に落として確認をするとベッドから起き上がり何回か深呼吸
頭をよぎる余韻に頭を振り前髪をかきあげベッドに開いたままのアルバムを閉じた
閉じる時に見えた女装をして不貞腐れた自分の顔が憎たらしい
「ヒョンもう少し遅かったら食べてたよ」
「俺んのだからダメ」
縁側に座るみんなを見るとジニさんだけがこっちを振り向いて目が合う。
その視線が全て見透かされている気がして目をそらすと冷凍庫からアイスを取り出した
「ヒョン縁側行こ」
「え、いや…俺はここで」
「なに言ってんの〜みんなで食べるの！」
イーシンに連れられ縁側に向かうとヨンジヌナの隣でアイスを食べるAちゃんを盗み見る
きっとなにもなければ座っていた隣を今日は1番離れた場所に座る。この距離がなんだか切なくて数分前の自分の行動を少し後悔した
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min(プロフ) - ▽まいたろさん コメントありがとうございます！悲しいまで言ってくれて…(;_;)幸せです またしうちゃんと出会えるよう妄想フル回転します！笑 (2015年8月8日 17時) (
レス) id: e86157425c (このIDを非表示/違反報告)
min(プロフ) - ▽めぐさん コメントありがとうございます！番外編、続編やっぱりあたしも書きたいです 笑 ぜひ更新した時はまた会いにきてやってください＼(^o^)／ (2015年8月8日 17時) (レス) id: e86157425c (このIDを非表示/違反報告)
まいたろ(プロフ) - 毎日更新楽しみにして読んでました…>_<… ストロベリーホームのしうちゃんが大好き過ぎて終わってしまったのが悲しいです〜！またどこかでストロベリーホームのしうちゃんと出会えるのを待ってます (2015年8月7日 23時) (レス) id: df7fbf0703 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - ストロベリーホームお疲れ様でした！毎回キュンキュンさしていただいてたのに初コメですみません。もう、ミンソクペンの私は毎回ワクドキして読ませていただきました！もし、番外編として続編があったらとっても嬉しいです！完結お疲れ様でした！ (2015年8月7日 22時) (レス) id: 36387df3c5 (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - minさん» こちらこそ、毎回コメントして迷惑かけてなかったですかね？私もとても楽しかったです。新作も楽しみに待ってますね！素敵な癒やしをありがとございましたm(_ _;)m (2015年8月7日 19時) (レス) id: 9f516f8dbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：min | 作成日時：2015年7月2日 11時
