ストロベリーホーム 2

僕が気づく日 ページ41

最近ミンソクヒョンとAヌナが前より一緒にいることが多くなったような気がする。
ヌナが料理当番の日は必ずヒョンがリビングかキッチンにいて料理を手伝ったり、ただヌナを見ていたり…なんだ？


この前なんてヌナと僕が庭の手入れをしてたんだ
ヒョンが昼頃帰ってきてシャワーを浴びた後庭に来たと思ったらヌナのとこに一直線に歩いてってヌナが花を植えてる横で一緒にやってんの！


「お〜い」


話しかけたって2人で盛り上がってるから返事も返ってこない。
その時植えてた花がポロッと落ちて項垂れてたヌナの耳にその花をヒョンがさした
驚いた後笑ったヌナは凄く可愛いかったよ？
でも僕は見逃さなかった、ヒョンがヌナの髪に指を通したこと


『きゃあ！』

「わっ！イーシン！水かけんな！」

『冷たい冷たい！』

「あ、ごめん」

「ビショビショ」

『あーぁ』

「ヌナ、透けてる」

『え！』

なんで自分の体を盾に僕を睨むんですか、ヒョン



その事が気になってチャニョルに聞いたこともある


「最近やけにヒョンとAヌナ仲良くない？」

「えーそうか？前からじゃねぇ？」

「前からあんな感じだった？」

「んぉー」


テレビを観ながらお菓子を食べてるチャニョルはなに言ってんだと言うように僕を見るだけだった
そしてそれを今店長であるジニさんに話してるところ。


「あれじゃないかな」

「なんですか？」

「チャニョル君が言うように2人は普段から仲良くしてて、それが前より多く感じられるようになったイーシン君が変わったんじゃない？」

「え？」

「うーん視界がクリアになるってゆうか、視野が広くなったってゆうか」

「…」

「2人を客観的にちゃんと見れてる感じ？」

「…うーん」

「あとはそれがなにかイーシン君が気づかなきゃいけないんじゃないかな？」

「なにか？」

「そう、なにか」


店長は白い歯を見せてニカッと笑う
男でも惚れてしまいそうな格好良さだ。


「店長はそれがなにか分かってるんですか？」

「まぁ俺は直接2人のそうゆうとこ見てないからはっきりとは言えないけど、分かるかなって」

「…僕が気づく」

「あっイーシン君今度のバーベキューのやつ貸すことできるから持ってくよ」

「ありがとうございます！それなんですけど、良かったら店長来ません？」

「えっいいの？」

「みんな大歓迎って言ってます〜」


じゃあお言葉に甘えて、そう言って笑う店長を見てやっぱり大人の男は違うと思った。
店長カッコ良くて好き！

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