まさかのデート ページ34
休憩から上がろうと席を立つと入れ違いに入ってきたナリちゃんに呼ばれ足を止める
「Aさんて今日この後用事あるんですか?」
『え?ううん。なんもないけど』
「そうですか」
にっこり笑うナリちゃんに首を傾げ休憩室を出た
なんだろ、まさか残業できるかみたいな?えー残業…確かに用事はないけど嫌だなぁ。
あーどうしよ!もし残業だったら!なにか言い訳考えとかなきゃダメじゃんっ
そんな言い訳を考えながら仕事をしていたけど、定時キッカリにタイムカードを押してホッと息をはく
…良かった。
『お疲れ様でした』
「お疲れさまー」
スタッフ専用の裏口から出て店の表に出ると、ついこの間会ったばかりの人物があたしに手を振ってる姿にビックリして立ち止まった
『なっ』
「お疲れさまAさん」
『テウン君…!』
「この時間にあがるって聞いて来ちゃいました。それにこれから用事ないんですよね?」
なんで知ってるのと返す前にナリちゃんがパッと頭に浮かんだ。まさか…
『もしかして…ナリちゃん?』
「はい、そうです」
『あぁ…やっぱり』
首を傾げて笑うテウン君に心の中で頭を抱える
それにナリちゃん…2人も連絡先交換してるから連絡できるんだ
「っで、出かけません?」
『えっ今から?』
「だってAさんに会いにきたんですから〜それに用事ないんでしょ?」
『…まぁ』
「じゃあ決定!行きましょ」
手首を掴まれ先を歩くテウン君に遅れないように足を早める
『どこ行くの?』
「んーとりあえず、どっかで遊んでご飯食べましょう」
『…』
「あっなんか行きたいとこあります?」
『え?いや、任せるよ』
「Aさん」
『ん?』
「初デートですね」
テウン君の言葉に驚いて顔が熱くなる。
デ、デートってそんな…
「凄く嬉しいなぁー。ほら初めて会った日はAさん帰ったでしょ?この前の海は友達が来たからちょっとしか話せなかったし」
『そう、だね』
「ほらあの…ミンソクさん?」
『え?』
「あの人ご飯の時電話かけてきた人でしょ?この前は睨まれて握手もしてくんなかったけど」
『あっあの時はごめんね…』
「ううん大丈夫。Aさん大事にされてるよね」
『え!いや、そんなことないよ…』
でもあの人ちょっと邪魔
『なんか言った?』
「ううん行こう」
振り返ったテウン君はにっこり笑った
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min(プロフ) - ▽友菜さん コメントありがとうございます(T∀T)やる気でます〜更新頑張りますね! (2015年7月16日 10時) (レス) id: e86157425c (このIDを非表示/違反報告)
友菜(プロフ) - 続き楽しみにしてます!更新頑張ってください! (2015年7月15日 17時) (レス) id: 65b0059e5a (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - minさん» ミンウ君もタイプです(笑)可愛い元気系な男の子イメージです!minさんもスジュペンですか!!私もエルプで天使ペンです(*´∀`*)SMT行かれるんですね!私も月曜日参戦ですよ。楽しみましょうね! (2015年7月1日 0時) (レス) id: 9f516f8dbb (このIDを非表示/違反報告)
min(プロフ) - ▽あゆさん ありがとうございますー(人;_;)ですよね、タックルかまして行くのに 笑 自分で書いててバイト先のミンウ好きです!どっかでまた出したいです 笑 (2015年6月30日 16時) (レス) id: e86157425c (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - minさん» あーー!!キュンキュンが止まりません 笑 minさん素敵な展開に感謝します(^^)身近にいたら私も玉砕覚悟で告白するのに!!ヒロインちゃんの酔っぱらい加減にも何故かときめきました!バイト先の男の子も可愛かったです。そろそろ狼になりますかねミンソク君(o´罒`o) (2015年6月29日 15時) (レス) id: 9f516f8dbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:min | 作成日時:2015年5月30日 11時