検索窓
今日:1 hit、昨日:23 hit、合計:145,832 hit

眠気を誘う電車 ページ32

揺れる電車の中、隣に座るAちゃんを盗み見る
今にも寝てしまいそうな瞼が起きようとゆっくり瞬きをしていた



あの後カキ氷を買って戻ると、その時いなかったチャニョルがジュリから話を聞いたのだろう直ぐさま”キムテウンどこだ!”と駆け寄ってきた


「チャニョル〜大丈夫だって〜」

「ヒョン達会ってズルい!俺も会っときたい!」

「ほら〜カキ氷買ってきたから」

「そんな事で俺は…」

「大好きなブルーハワイ」

「…もらう」


いちご味を持ったAちゃんは俺のそばを離れヨンジヌナの隣に座りカキ氷を口に運んだ
怒った俺に戸惑ってるのが分かる。今更だけど相手に対してあの対応は大人気なかったと思ってる

でもパーカーのジッパーを下ろそうとした姿を見て下心丸出しのアイツと余りにも注意が足りないAちゃんに怒りの方が勝ったのは本当



「あーねむ」

「チャニョルが1番泳いでたからね〜」

「腕真っ赤」

「ジュリ日焼け止め塗らないから…」

「オンニ結局海入らなかったね」

「うん、でも楽しかったよ」

「そうえばヌナ、ナンパされてたね〜」


横一列に座ってるからかイーシンは前かがみになってヨンジヌナを見るために顔を覗かせた


「さすがオンニ」

「ふん、そんな男撃退してやったわよ」

「どんな風に?」

「そんな顔であたしに声かけないで」

「コワッ!」


チャニョルがヒッと自分の肩を抱きしめジュリとイーシンは最強すぎるとケタケタ笑った


「Aオンニ眠たい?」

『んー』

「Aちゃん寝てていいよ?着いたらあたし達起こすから」

『んー』

「ヌナが寝るなら俺も寝よ」

「いや、あんたは起きてな」

「ヌナ俺には冷たい…」

「ヌナの愛情表現だよ〜チャニョル〜」

「コワ」

「こわいってなによ、」


今の会話もAちゃんの耳には届いてないのだろう
ヨンジヌナの言葉に安心してから瞼を閉じてる

謝ろうかと思ってたけど、すっかりタイミングを逃した。でも謝るもんなのかと思う事もある
…だってAちゃんは自分がそんな事されるとか思われてるとか考えてなさすぎて無防備で注意が足りない。


「…はぁ」


周りに聞こえないくらいのため息をついて、横からきた落ちそうな頭を肩を上げて支える
柔らかい頭に頬をあずけるとゆっくり瞼を閉じた

今だってこんなにドキドキしてるのに…
本当こっちの身にもなってよ

再び現れたあの子→←散った火花



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (188 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
261人がお気に入り
設定タグ:シウミン , xiumin , exo
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

min(プロフ) - ▽友菜さん コメントありがとうございます(T∀T)やる気でます〜更新頑張りますね! (2015年7月16日 10時) (レス) id: e86157425c (このIDを非表示/違反報告)
友菜(プロフ) - 続き楽しみにしてます!更新頑張ってください! (2015年7月15日 17時) (レス) id: 65b0059e5a (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - minさん» ミンウ君もタイプです(笑)可愛い元気系な男の子イメージです!minさんもスジュペンですか!!私もエルプで天使ペンです(*´∀`*)SMT行かれるんですね!私も月曜日参戦ですよ。楽しみましょうね! (2015年7月1日 0時) (レス) id: 9f516f8dbb (このIDを非表示/違反報告)
min(プロフ) - ▽あゆさん ありがとうございますー(人;_;)ですよね、タックルかまして行くのに 笑 自分で書いててバイト先のミンウ好きです!どっかでまた出したいです 笑 (2015年6月30日 16時) (レス) id: e86157425c (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - minさん» あーー!!キュンキュンが止まりません 笑 minさん素敵な展開に感謝します(^^)身近にいたら私も玉砕覚悟で告白するのに!!ヒロインちゃんの酔っぱらい加減にも何故かときめきました!バイト先の男の子も可愛かったです。そろそろ狼になりますかねミンソク君(o´罒`o) (2015年6月29日 15時) (レス) id: 9f516f8dbb (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:min | 作成日時:2015年5月30日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。