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散った火花 ページ31

「本当脱がないの?」

『そんなこと言われたら脱げない!』

「えー?ふは、恥ずかしがるAさん可愛い」

『もぅからかわないでよ…』

「からかってないよ〜」


ムッと口を結びながらパーカーの裾を掴むと目に入ったテウン君の割れたお腹にミンソク君を思い出した


『やっぱ踊ってるだけあってお腹割れてるんだ…』

「ん?あぁ、まーね」

『動く人は割れるんだなぁ』

「触る?」

『え!』

「そんな顔してた」

『えっ嘘!そんな顔してた!?』

「うん、どーぞ」

『いやいや大丈夫』


ミンソク君の時は自分から触りたいとか言って触ったくせに、相手から言われると緊張してしまう
戸惑うあたしにテウン君は手首を掴むと掌が割れたお腹を撫でた
うっわ、まな板みたい…!


『す、すご』

「はいっじゃあ次はAさんね」

『え?』


掴まれていた手首が離れテウン君の手が着ていたパーカーに伸びると突然後ろに引っ張られよろけそうになった


「ヌーナッ」

『イーシン君…ミンソク君!』

「…ミンソク?」


あたしの隣でミンソク君とテウン君がジッと見つめ合っている。ミンソク君は眉間にシワを寄せていてテウン君は微笑んで妙な空気だ


「ヌナ遅かったから探しに来たんだよ?」

「Aさんと一緒に来た友達?」

『あっうん。そう』

「キムテウンです、初めまして」


にっこり笑うテウン君はミンソク君の前に手を差し出した。だけどミンソク君は自分の手を出そうとはせず真っ直ぐテウン君を見ている


『…ミンソク君?』

「ヒョンが怒るとこわいよ」


ひっそり小声で言ったイーシン君に瞬きをすると未だ眉間にシワを寄せているミンソク君を見る


「あ〜握手はなしってことで」

「…行こうAちゃん」

『えっ』

「ヌナ〜カキ氷食べよ」

『でもっ』

「じゃあね、Aさん」

『あ、うん。ごめんね?じゃあ』

「今度一緒に遊びに行こうね」


その言葉にミンソク君が一度振り返り再び前を向くとあたしの手を掴んで歩き出した


『ミンソク君、手…痛い』

「さっきなにされそうだったか分かってる?」

『え…』

「パーカー、脱がそうとしてた」

『う、うん』

「なんで脱がそうとしてるわけ?」

『それは…』

「ヒョンもぅそのくらいにしよ?せっかく海来たんだし楽しまないと。ね?」

「…」

『…』


ミンソク君が怒る姿を初めて見た
握られてる手が痛くて胸が苦しい。

眠気を誘う電車→←偶然の再会



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min(プロフ) - ▽友菜さん コメントありがとうございます(T∀T)やる気でます〜更新頑張りますね! (2015年7月16日 10時) (レス) id: e86157425c (このIDを非表示/違反報告)
友菜(プロフ) - 続き楽しみにしてます!更新頑張ってください! (2015年7月15日 17時) (レス) id: 65b0059e5a (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - minさん» ミンウ君もタイプです(笑)可愛い元気系な男の子イメージです!minさんもスジュペンですか!!私もエルプで天使ペンです(*´∀`*)SMT行かれるんですね!私も月曜日参戦ですよ。楽しみましょうね! (2015年7月1日 0時) (レス) id: 9f516f8dbb (このIDを非表示/違反報告)
min(プロフ) - ▽あゆさん ありがとうございますー(人;_;)ですよね、タックルかまして行くのに 笑 自分で書いててバイト先のミンウ好きです!どっかでまた出したいです 笑 (2015年6月30日 16時) (レス) id: e86157425c (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - minさん» あーー!!キュンキュンが止まりません 笑 minさん素敵な展開に感謝します(^^)身近にいたら私も玉砕覚悟で告白するのに!!ヒロインちゃんの酔っぱらい加減にも何故かときめきました!バイト先の男の子も可愛かったです。そろそろ狼になりますかねミンソク君(o´罒`o) (2015年6月29日 15時) (レス) id: 9f516f8dbb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:min | 作成日時:2015年5月30日 11時

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