ストロベリーホーム 2

キラキラ ページ28

眩しい太陽に聞こえる波の音と塩の匂い
ついにこの日が来た


「海だああああ！！」

「おーい、チャニョルどこ行くんだよ。こっち」

「…へいへい」


膨らませた浮き輪とビーチボールを両手で持つチャニョルは海に入りたくて堪らないらしくジタバタしてるが、まだ女の子達が来てないから仕方ない
場所取りは男の仕事だ


「遅くない？」

「女の子着替えるのに時間かかるからね〜」

「まぁまぁチャニョル座れって」

「あっオンニ達いた！おーい」


ジュリの声に振り向けば着替え終わった3人が手を振り近づいて来る
Aちゃんは短パンにパーカーを着ててホッとした


「おせーよ！」

「あっやっぱり浮き輪買ってる！しかもスイカ」

『あははっ本当だ』

「チャニョル準備万端だね」

「当たり前！早く行こうぜ」

「あたし行くー！」

「僕も〜」


海へと駆け出す3人に笑うAちゃんは荷物を置いて俺の隣に座った


『場所とりありがとう』

「ううん」

「すぐ取れた？」

「うん、チャニョルが走った」

『ははっさすがチャニョル君』

「Aちゃんとミンソクも行ってきなよ」

『本当に行かないの？』

「なに、ヌナ行かないの？」

「日焼け大敵〜！」

『なんだって〜もったいない』


ヨンジヌナはサングラスに麦わら帽子腕から足まで完全に紫外線をシャットダウンしてる


「…暑そう」

「今日は風あるからマシよ。ほらAちゃん日焼け止め塗るから脱いで」

『あっうん、ありがとう』


Aちゃんがパーカーのジッパーを下ろすのを見て慌てて目を反らしパーカーを置いた音が聞こえると目を泳がせながらAちゃんを見た
出るとこは出てないとこはない……確かに。
自分でも分かるくらいゴクリと唾を飲み込む、ヤバい


『ミンソク君、口開いてるよ？』


慌てて口を閉じるとクスクス笑われた


「はい、完了」

『ありがとうオンニ』

「じゃああたしは荷物番してるから」


ひらひら手を振るヨンジヌナ見て着ていたタンクトップを脱ぐと隣にいたAちゃんがワッ！と声を上げてビクッと体を揺らす


『ミンソク君割れてる！』

「え？あー、うん筋トレとかしてるから…」

『初めて割れてる人見た…触っていい？』

「え！？」

『いい？』

「あ、いや…その」

『ダメ？』


あぁー覗き込むように見上げるとか…可愛いすぎ
小さくうん、と言うと指先がお腹に触れる。ゾクリとして息が漏れる


「もっお、終わり！」

サメのおかげ→←そうだ海へ行こう！

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