ストロベリーホーム 2

そうだ海へ行こう！ ページ27

「行こう！海！！」


突然ソファーから立ち上がったチャニョル君をみんなで見上げる
もうヨンジオンニに見られたことはいいのだろうか


「なに突然」

「前に行かないって言ったじゃん」

「行くっきゃない！」

『でも水着が…』


あたしの言葉にチャニョル君は不敵に笑った






「でもさ〜まさか本当に水着代くれるなんてね」

『よっぽど行きたかったんじゃないかな』

「不純な動機ありきのね」

「きっと浮き輪とか買ってくるよチャニョル」

『あははっありそう』

「スイカのボールとかね」


あの日不敵に笑ったチャニョル君にまさかの水着代を3人分頂いた。
これで買ってこいってカッコ良く言ってたけど、顔は緩みっぱなしでヨンジオンニに見られた事は本当どうでもよくなったらしい
そして今日女の子3人で水着を買いにきたのだ


「どれにするか決まった？」

『種類たくさんあるし悩むよね』

「あたしは日焼けしたくないから完全防備してくけど」

「ヨンジオンニ海入らないの？」

「多分」

『もったいない！』

「本当焼けたくないんだって〜この歳になると治りも遅いんだから」

『確かにあたしも日焼けはしたくないから日焼け止めとか上に羽織ったりするけど…』

「オンニ達ーこれ可愛くない！？」

『あ、ジュリちゃん似合いそう』

「試着しようかな、オンニ達のはこれ」

「お、派手過ぎず可愛い」

『あたし大丈夫？』

「大丈夫！絶対似合う」

「試着してみよっか」

「さっさ、早く入ろう」






「ヒョーン！買ってきた！」


家に帰ってくるなりチャニョルが袋から出してきたのは今度海に持ってく遊びグッズ


「…浮き輪なんていんの？」

「いるよ！ヒョン使うでしょ？」

「使わねーよ」

「じゃあ僕使う〜」

「さすがイーシンヒョン」


他には〜ウキウキしてるのがこっちまで伝わってきて笑いそうになる


「スイカボール！あとシャチの乗るやつ」

「絶対使わないわ、シャチとか」

「なんでぇ」

「てかチャニョル、水着代も出してそんなの買って大丈夫なの？」

「そうだよ〜まだ学生だしさ、バイトだってそんな入ってないくせに」

「大丈夫！もう赤字だから！」


親指上げて眩しいくらいニコニコされても…
呆れ顔のイーシンと目を合わすと、まぁチャニョルらしいか！と笑った

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