ストロベリーホーム 2

賑やかな食卓 ページ2

「なんか賑やかだなー」

「おかえりー」

「ただいま」

「ヒョンヒョン！再来週祭りあるんだけど行けるでしょ？」

「再来週…？」

「え、なに行けない感じ？」


ミンソク君は肩に掛けていた鞄を椅子に下ろし鞄の中を漁ると紙を出した


「あっ大丈夫。良かった」

『なにかあるの？』

「あーうん、合宿あるんだ３泊4日で」

「今年もやるんだ」

「毎年恒例だからね」

『合宿？』

「サッカーの合宿。夏休みにやるんだって」

『うあー大変だぁ』

「いつ？」

「祭りの3日後、だから祭りは行けるよ」

「よっしゃー！あとはジュリだな」

「じゃあヒョン3日間いないんだ〜」


イーシン君の言葉にミンソク君を見る
そっか、3日間ミンソク君はこの家にいないんだ。
誰かが家を空けるのは今までなかったし、ミンソク君がいないのはどんな感じなんだろ…

あたしの視線に気づいたのかミンソク君は首を傾げると、ん？と言うように眉を上げた
それに笑顔で返す


「さぁご飯にしよ、ミンソクは手洗いうがい〜」

「へーい」

「ご飯〜ご飯〜」







ミンソク君が席に着くとさっそくみんなで手を合わせてご飯を食べ始めた


「ヒョン、祭り浴衣着れたら着てかない？」

「浴衣？」

「さっき話てたんだけど、去年ジュリ達が浴衣だったじゃん？今年も着ないかって」

「ジュリの知り合いに聞いてみないとあれだけどね」

「男物も借りれたら借りようとさ」

「あぁそうゆう事、いんじゃない？」

「これで借りれたらみんな浴衣だね〜」

「Aヌナは初お披露目」

『初お披露目って大袈裟すぎて恥ずかしよ』

「ヌナ可愛いんだろうな〜ね、ヒョン」

「え、あっうん…」


目が合ったミンソク君がサッと目を伏せる


「ちょっと、あたしもいるんだけど」

「ヌナも可愛いよ」

「可愛い可愛い」

「そこ！感情こもってない！」

『オンニは似合うよ〜絶対綺麗』

「やだーっ嬉しい！これあげる」


オンニのお皿からおかず一つがあたしのお皿に乗るとそれを見たチャニョル君がブーブー言いだす


「俺さっき褒めたのに！」

「あんたは感情こもってなかった」

「ヨンジヌナはAヌナに元々甘いから」

『へへっ』

「やー！ヌナ喜びやがって！」

『残念でしたチャニョル君、オンニはあたしのもの』

「や、全然残念じゃない」

「真顔すぎるわ！」

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