夏の始まり ページ1
とうとう本格的な夏になった
蝉がうるさく鳴いて風鈴の音がチリチリ流れる
日差しが落ち着いた夕方、庭に出て花に水のシャワーを浴びさせる
「ヌ〜ナ〜あ〜ヌ〜ナ〜」
『…さっきから飽きないの?』
「ワデワデハ、ウチュウジンダ〜」
『ふふっ』
扇風機に顔を近づけイーシン君はさっきからあたしも昔よくやった定番のセリフを言いながらあはっと笑ってる
「チキュウヲシンリャクシニキタゾ〜」
『イーシン君』
「ニンゲンダ〜タベテヤル〜グワアァ〜」
あたしを指差した後に口を大きく開けて両手を広げる姿が余りにも可愛すぎてその場に倒れそうになる
キッチンにいるヨンジオンニがアホか、と一言言うとダマレ〜ニンゲン〜なんて返ってきた。可愛いすぎでしょ!
「ご飯もうすぐで出来るから」
『了解〜じゃあ手伝うね』
「アーアーワデワデハ」
「イーシン、もういいって」
「たっだいまー!」
玄関から元気な声を出して帰ってきたチャニョル君は鞄をソファーに投げるとニコニコしながらキッチンに走ってきた
「チラシ入ってた!」
『チラシ?』
「なんの」
「祭りのチラシ!再来週3日間!」
「とうとう来たか〜お祭り」
テーブルの上にチラシを出すと扇風機で遊んでたイーシン君も駆け寄ってきた
『3日間あるならみんなで行ける日あるかな?』
「多分行けるんじゃない?」
「僕はその日早番だからいつでもいいよ〜」
『あたしも早番だから大丈夫』
「あたしは後で確認するね」
「俺はなんかあったとしても休む!」
『それダメでしょ』
ヨンジオンニがお皿に盛り付けを始めたからみんなの食器を棚から出していく
『あ、ジュリちゃん今日いらないんだっけ?』
「うん。最近夏特集とかで師匠と一緒に歩き回ってるみたいだよ」
『暑いのに大変だなぁ…』
「あっお祭りさ浴衣着ない?」
『浴衣?あたし持ってないよ』
「去年さ、ジュリの知り合いのスタイリストさんから借りたんだよね。ジュリに聞かないといけないけど、借りれたら着ようよ。ちゃんと着付けもしてくれるし」
「ヌナの浴衣姿見たい〜」
『浴衣なんて中学生以来着てないかも』
「ヒョン、俺達も浴衣着たいよな」
「去年は着なかったけど今年着てみる?」
「それもジュリに聞いてみようよ」
料理を並べ再来週に迫るお祭りにワクワクしているとミンソク君が帰ってきた
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min(プロフ) - ▽友菜さん コメントありがとうございます(T∀T)やる気でます〜更新頑張りますね! (2015年7月16日 10時) (レス) id: e86157425c (このIDを非表示/違反報告)
友菜(プロフ) - 続き楽しみにしてます!更新頑張ってください! (2015年7月15日 17時) (レス) id: 65b0059e5a (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - minさん» ミンウ君もタイプです(笑)可愛い元気系な男の子イメージです!minさんもスジュペンですか!!私もエルプで天使ペンです(*´∀`*)SMT行かれるんですね!私も月曜日参戦ですよ。楽しみましょうね! (2015年7月1日 0時) (レス) id: 9f516f8dbb (このIDを非表示/違反報告)
min(プロフ) - ▽あゆさん ありがとうございますー(人;_;)ですよね、タックルかまして行くのに 笑 自分で書いててバイト先のミンウ好きです!どっかでまた出したいです 笑 (2015年6月30日 16時) (レス) id: e86157425c (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - minさん» あーー!!キュンキュンが止まりません 笑 minさん素敵な展開に感謝します(^^)身近にいたら私も玉砕覚悟で告白するのに!!ヒロインちゃんの酔っぱらい加減にも何故かときめきました!バイト先の男の子も可愛かったです。そろそろ狼になりますかねミンソク君(o´罒`o) (2015年6月29日 15時) (レス) id: 9f516f8dbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:min | 作成日時:2015年5月30日 11時