２ ページ46
.
バレたというか、打ち明けたというか
きっかけはそう
ホシとちょっと揉めてた時だった。
「俺のが深い友達なのに」
「だからー あっちのが先だったんだってば」
あん時も、ここだった。
Aが休みだったから、校庭のベンチでナナを待ってた
ナナが俺らと…ってかホシと帰りたがったからさ。
そんでちょっとでかい声で言い合いしてたら
「ケンカしてんの？」ってミンソク先生が声かけてきた
そのミンソク先生を見たら、
わかりやすく顔をしかめるホシが俺は超謎で
えって声を出さずに顔色を伺う
「ほら、あの時男女交際禁止って…」って
ホシが大きすぎる耳打ちをしてきたせいで
「男女交際の相談か〜」ってミンソク先生はにひゃって笑った
「なんだよホシ。恋の悩み？」
「俺じゃなくて、」
「こっち」って指をさされて
慌てて肩を小突いた
言うなよ馬鹿、、！！
「いーじゃん。先生なんだし」って
悪びれもせずホシが言うと
「俺口かたいよ」って先生も楽しそうに隣に座ってくる
「…ほんとかよ」
「スングァンの恋路なんて、バラす相手いないし。」
「あ、待って待って！」ってホシが手を叩く
「Aって数学補習とってたじゃん！」
「…それが？」
「実は情報持ってたりして」
あ！たしかに！
「仲良くないの？せんせー」
「A？あー、Aさんか。補習とってたって言ってもぜんぜん 問題教えるだけだしなー」
……そーだよなあ。
「なんだー。ま、たしかに2人喋ってるとこほとんど見たことないわ〜」
「Aはジョンデ派じゃん。」
「いやまあ、そーなんだけど」
「てかなに？スングァンってAさんが好きなんだ」
あ！！！
そーじゃん バカーーーーーー！
「ねー、まじで言わないでよ？ミンソク先生！！」
「あははっ 言わない言わない」
「ほんっっとに！まじで！！！ぜったいに！」
「言わないよー。俺だいたいそんな接点ないし。」
……まあ、そっか、、
「どこが好きなの？Aさんの」
「え〜、どこって言ったらさ〜、やっぱ1番はあの落ち着いてる感じ？大人っぽいし」
「才色兼備っていうかさ」って言ったらミンソク先生が小さく笑った
「…なに？」
「あ、いやごめん。難しい言葉知ってんなーって思って」
「そんくらい俺だって知ってるわ！」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2021人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なつみ(プロフ) - はじめまして！このお話、続きは書かないんですか？面白いので是非読みたいです！ (2019年1月31日 22時) (
レス) id: cfdc0cc64e (このIDを非表示/違反報告)
RiRi29159720(プロフ) - 全部の苺大福さんの作品を久しぶりに読み返したんですが、やっぱりミンソク先生が一番好きです (2018年11月19日 0時) (レス) id: 623636caf3 (このIDを非表示/違反報告)
けいこ(プロフ) - はじめまして！ミンソク先生策士すぎます〜！スングァンにはごめんねって感じですけれど先生の一枚も二枚も上手なスタイルにキュンキュンしてしまいます(*´∀`)♪ (2018年6月13日 12時) (レス) id: 6aedd05e07 (このIDを非表示/違反報告)
ナギ(プロフ) - はじめまして。ちょっと気になって読み始めたらどはまりし、ここまで読みきりました。いろいろ思ったことはあるんですけど、何て言うか難しいですね！人の心って……先生に振り回されながら読んでました。とても面白かったです！久しぶりにどつぼな作品に出会えました！ (2018年6月4日 12時) (レス) id: b8f2817426 (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - どうしてもミンソク先生に会いたくなってまた読みに来てしまいました！本当に苺大福さんのお話大好きです♪ (2018年5月27日 0時) (レス) id: 0f050d23ca (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：苺大福
| 作成日時：2017年8月17日 10時
