ミンソク先生に騙されません４

３５ー３ ページ3

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ジョンインは、振られたショックでこんな落ち込んでるって思ってるけど
そうじゃない
それだけじゃない




A先輩を見るのが嫌だった
でも姿を見つけると知らない間に目で追ってた
それで俺は、近くにあいつがいないかどうかも同時に確認してる


めっちゃ、しんどい
ものすごい爆弾を抱え込んだ気分だ
あの2人のことを知ってるのは、この学校で俺だけなのか？


でも、肝心の2ショットをこの1週間1度も見てなかった

昨日なんかA先輩は廊下でミンソク先生とすれ違っても一切見なかったんだ
少しも気にする素振りすらなかった

なんで？なんでだ？
徹底してる、とか？


気になりすぎて逆に意識的に２人を探してる自分が笑える


いっそ、こっそり会ってるところを見れればいいのかな？俺
だからこんなチェックしちゃってんの？
それとも、何もない2人を見て安心してんの？
いやいや、だってあの日ばっちり見たし。
あれで2人の間になんにもないなんて、ありえないじゃん
じゃあもうこんな、決定打探すことしなくたっていいじゃん

あーーもう
複雑すぎて、禿げそう
生きてて今までこんな考えることあったけ？


弁当を食べ終わって昼寝をしてるジョンインを置いて廊下に出た
日光浴でもしよう
秋の空気を感じよう

「セフナー ちょうどよかった バスケしよバスケ」

「今日はパス」

「おいお前 俺一応センパイだぞー」

センパイだってなんだって
いま誰とだって遊ぶ気分じゃないんだってば









・・・・・くそ

こんな時に限って、ミンソクせんせー見つけちゃう感じね








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