ミンソク先生に騙されません４

３７−１ ページ11

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◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇








俺はなるべくA先輩の周りを見張って
ジョンインがミンソク先生の周囲を見ててくれることになった


あれから数日、A先輩の周りをできるだけ見てても
イジメっぽい場面に出くわすことはなかった。
ただ、1番驚いたのは

「なー、さっきミンソク先生、A先輩とすれ違う時ちょっかい出してたんだけど」

っていうジョンインからのこの報告

「なに、ちょっかいって」

「なんかこっそり 背中トンって感じで」

なんだそれ

「みんなの前で？」

「ん。みんなしゃべってて気づいてなかった感あったけど」



「スリリングな感じ楽しんでるとかなんじゃね？」ってゆう
ジョンインの声は、何日経ってもふとした時に思い出して
猛烈にむしゃくしゃさせる








あーーーーー
くそ キムミンソク
あいつまじで何考えてんだよ


悶々とする気持ちは
焼却炉にゴミを投げてみたって1ミリも晴れやしない



ホシ先輩によると
先輩の絵だけが剥がれてなくなってたらしい。
こないだはA先輩が急に元気なくなって早退したって。


全部偶然の出来事っていったら
そりゃそーなのかもしんないけど
でも俺は
これってやっぱり
そーゆうことだと思う。
絶対に


やっぱり、ジョンインの言ってた通り
嫌がらせがヒートアップしてたりすんのかな…

なのにミンソクのやつ
堂々と嫌がらせ助長するようなことして
頭おかしーんじゃないの？
…あ、まったく気づいてすらないのか
先輩が自分のせいで嫌がらせの標的になってるかもってこと

空になったゴミ箱を持って、来た道を引き返してたら
ティロンって携帯が鳴った




ニニやばい



え？




.ミンソクがAさん呼んだ


！？
呼んだ？呼んだってなんだ


.どゆこと?



.今俺職員室横なんだけど、

.ミンソクが突然Aさんに声かけて
.待っててって




は？




.待っててってなに?

.いや俺もわかんないけど

.鍵あいてるとかなんとか



……鍵



.お前今どこ?









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