ミンソク先生に騙されません４

３５ー２ ページ2

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あれって、ミンソク先生？
職員室行くのかな？
あれ、違う
え、階段も上がんの？

折り返して階段を登ろうとして


…え？！



慌てて戻って、しゃがむ


そうっと横から頭だけを出して覗くと
仁王立ちしてるミンソク先生の脚



「なにしてんの？」


…先輩、怒られちゃう
どうしよ、俺出てった方がいいか

「あれ、驚かない」



「Aちゃん」





………え？






「脚痛そう」




…………え？
Aちゃんって、、言ったよな？




ドックン ドックン 変に胸騒ぎする

「戻んないの？」


ぽたん、って上履きのつま先に
汗が落ちた



「応援しなよ。お友達の」

「しない」

「なんで？」

「どうでもいいから」



”できた？Aさん”
”あ、はい”




ぜんぜん、違くね…？



”今日の授業でよくわからなかったところある？”
”ちょっと、わかんなかったとこ、あります…”



ぜんぜん、違うよな、、、？




「さっきはしてたじゃん」




「馬になってるやつの応援するってすごい優しい気持ちになるね」


「お前が派手に転んで赤組いま2位だよ。桃組が1位。」






……なんで、
知ってんの？ ミンソク先生






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手をつないで準備室に入っていった2人
呆気にとられてその場でひとり固まってた俺





“おいで、保健室いこ。先生が消毒してあげる”
“ううん”
”なんで？痛くしないよ”





この中で、何してんだ・・・




”痛くしてるの、ミンソク先生だよ？”




なんでこんな
こんな……


誰か嘘って言ってよ…





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