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ゴミ箱からジョンデのデータを広げてAのファイルに挟んで閉じた
Aがずーっと好きだった人
Aがずーっと、ずーっと………
“カイのこと忘れたわけじゃないよね？”
わかってる。
ちゃんとわかってるよ。
ファイルを持ってレイのところに行こうとした時、
「先輩先輩先輩！！」
……A
ゆっくりしてこいって言ったのに
「お、ご苦労ご苦労」
Aからいつもの袋を受け取った
「食べないの？」
「ん？あー、後で。ありがとな」
レイに報告するのは後でいいや
Aの顔見たらなんか、とりあえず1人になり
「先輩待って！」
……
「ん？」
「もう仕事終わったでしょ？」
終わったけど
…なんか泣きそうな顔してる
なんで？向こうでなんかあった？
……あ、
そっか
はは
わかったよ、A
「一緒にいてやろうな」
安心したように嬉しそうな顔をするAを見て
ぎゅーって胸の奥が痛む
そうだよな
今はまだ、さみしいんだよな
ごめんな
でも後で絶対お前が1番喜ぶこと教えてやるから
「……先輩、シウミン先輩」
「うん。」
「こないだ行ったとこ、行きたい」
「どこ？」
「2人で、きれいな星見たとこ」
「あー、あそこか。」
1人になりたったけど
Aがそう言うなら一緒にいよう
「いいよ、おいで」
Aが俺といたがるのは
今日が最後なんだから
どこへだって連れてってあげたい
・
・
・
・
・
Aを部屋に連れてって、俺はまたここに戻ってきた
『シウミン先輩ももう部屋で休む？』
『ん？うん。お前も今日疲れてんだから早く横になれ。』
1人になって、ゴロンと芝生に寝転がった
今日はAに嘘ばっかりついた
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ゆん(プロフ) - もう何回読んだかわかりません（ ; ; ）苺大福さんのお話本当に深くて大好きです！他のお話もリピしてます 笑笑これからもよろしくお願いします＾＾ (2018年1月15日 18時) (
レス) id: 8a67d211b3 (このIDを非表示/違反報告)
RORO - 私、今まで結構沢山読んでいるんですが、これが一番好きになりました！ (2017年11月24日 6時) (レス) id: bc37020fbb (このIDを非表示/違反報告)
もえ - 切なくて素敵なお話でした…。ありがとうございました。 (2017年8月16日 0時) (レス) id: a9e60dd8f4 (このIDを非表示/違反報告)
lapislazulifl(プロフ) - こんなに綺麗に物語を描ける人は中々いないと思います。伏線も最後に回収されて、何度も読み返したくなりその度にうるるっときてしまいました。素敵な話に出会えて幸せです。本当にありがとうございます。 (2017年7月24日 3時) (レス) id: fd19591df6 (このIDを非表示/違反報告)
ぴょんす(プロフ) - 大好きです。 (2017年4月27日 0時) (レス) id: 256335f560 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：苺大福
| 作成日時：2017年3月14日 22時
