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「知らない！わたしなんも聞いてない！」
「聞いてたよ〜僕らみんな一緒にいたもん。…ああ、でもAあの時資料見て放心状態だったから」
あの時…あの時…
『それで、一応ね、この仕事でAさんの代行が』
うーっすらチャニョル先輩がなんか言ってた気がするけど、、
いやそんなことより
「え、ねえ、そしたらどうなるの？わたしもうここでは用無しで人間界に戻るってこと？」
「代行期間が終了したってことだからね…。一応、終わったら戻るんだと思うよ。わかんないけど、初めてのことだし」
「わかんないじゃ困るよ！わたしどうなっちゃうんだろう」
「シウミンからは何も言われてないの？」
「うん。なーんにも。」
シウミン先輩、なんで何にも言ってくれなかったの？
わたしがチャニョル先輩に聞いて知ってるって思ったから？
それにしたって冷たくない？終わったら突然、はい終わり―ばいばいーってもんなの？！
「なんかさ、セフンから聞いたんだけど。Aが帰ったらまた新しい代行をとるらしいんだ」
「え？ちょっと待ってよ、わたしはもう帰ること前提なの？」
「だってそんなに長い間、こっちにいてもらうのも悪いって思うでしょ？みんな。元の世界に帰してあげなきゃって」
悪くない！全然悪くないよ
わたしまだまだこっちにいたい
シウミン先輩と一緒にいたい
「でさあ、思ったんだけどね、僕。」
「次の代行、Aがやるって立候補すればいいんじゃない？」
…え？
「ね、名案だと思わない？だってさ、また新しい人間に一から仕事教えるのも大変だし。それに何よりAともっと一緒にいたいしね〜」
タ…タオオオオオオ
「タオ！うれしい！すき！！！」
「えへへへへ。シウミンと僕とAで、ひとつのチームでしょ？」
うんうんって大きく頷く
そっか、そんなことができるんだ！
「立候補なのかどうなのか、詳しい仕組みは僕にもよくわかんないからさ、とりあえずシウミンに伝えてみなよ〜」
「先輩に？」
「うん。Aがこれからどうしたいのかさ、シウミンだったらレイひょんに伝えてくれるかもしれないし！」
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ゆん(プロフ) - もう何回読んだかわかりません（ ; ; ）苺大福さんのお話本当に深くて大好きです！他のお話もリピしてます 笑笑これからもよろしくお願いします＾＾ (2018年1月15日 18時) (
レス) id: 8a67d211b3 (このIDを非表示/違反報告)
RORO - 私、今まで結構沢山読んでいるんですが、これが一番好きになりました！ (2017年11月24日 6時) (レス) id: bc37020fbb (このIDを非表示/違反報告)
もえ - 切なくて素敵なお話でした…。ありがとうございました。 (2017年8月16日 0時) (レス) id: a9e60dd8f4 (このIDを非表示/違反報告)
lapislazulifl(プロフ) - こんなに綺麗に物語を描ける人は中々いないと思います。伏線も最後に回収されて、何度も読み返したくなりその度にうるるっときてしまいました。素敵な話に出会えて幸せです。本当にありがとうございます。 (2017年7月24日 3時) (レス) id: fd19591df6 (このIDを非表示/違反報告)
ぴょんす(プロフ) - 大好きです。 (2017年4月27日 0時) (レス) id: 256335f560 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：苺大福
| 作成日時：2017年3月14日 22時
