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「さむいですね」
わたしはいま
ミンソク先輩と一緒に下校してる
うそじゃ、ない
「ね〜」
すぐ隣に、いる…
さむいって言ったら、ねーって返ってきた…
現実だ
やばい今寒さとか感じない顔熱いでも指先冷たい
でも脇汗…なんだこれ死ぬ
てか、
なんか、話題話題話題話題
今日は授業あったんですかーって…無いって聞いたな
単位取り終えてるんだよね、もう。さすがミンソク先輩
『卒論やりに学校たまに来て、そんでたまに友達に合わせて聴講してんの』
『心理とか生物学とか楽なのばっかり。ははっ』
一度聞いた話を2度聞くようなヘマはしないぜ
違う話題、、えーと
卒論の調子はどうですか？…ってワンパターン
聞いてどうすんの、だよね、、
落ち着いて。ヒントを見つけるんだ自分！
バス待つか悩んでて、節約にもなるから今は歩いてて
なんでこの時間かっていうと購買で立ち読み……
これだ！！
「先輩、なんの本読んでたんですか？」
「んー？本？」
ふぉ〜〜、、寒い夜って静かで
この距離で先輩の声がダイレクトに胸の底に響く…
あ〜・・・すき
「購買で立ち読みしてたーって、」
「あ。雑誌雑誌。」
なんの雑誌読むんだろう…気になる
先輩が時間を忘れて読み耽ってしまう雑誌とは何？！
「雑誌、ですか？」
「うん。」
なんの？って教えてくれないのかな…
「男の人も雑誌読むんですね！」
って当たり前だー
「そりゃ読むよー。ははっ」
「で、ですよねー！あはは」
あーー、わたしの馬鹿たれーー
「「………」」
広げなきゃ、広げなきゃここで
「どうゆう「俺あんまファッション誌は読まないんだけどね、…ん？」
「あ、いえいえ！それで？」
続いてた！会話！
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作者名：苺大福
| 作成日時：2016年2月13日 3時
