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「あ」
「んーーなによー」
あーあぁ、、なんだろうこの虚無感
別にこの子に彼女がいようがいまいがわたしの恋愛成就率は変わら「噂をすれば」
ない……
「な、なに？」
「見える？」
………はっ！！！！
ミ！
「ミンソク先輩、」
みみみみみみみみみっっっ
「いるよ」
うおおおおおおおおおおお
「な、なななな」
「なに？」
「っなんで？！仕組んだ？！」
「そんなまさか」
「僕がそこまでしてあげられるわけないでしょうよ」って落ち着いた言葉が耳をすりぬけてく
この散り切った銀杏並木を抜け切った校門前にまさかまさかまさかのミンソク先輩が、いらっしゃる
「えっ、えっ、やばいやばい」
やばいよ！まじ！ミンソク先輩だ…
「ぎょんす！ぎょんすぎょんすぎょんす」
「ん」
「速度落とそう まず」
「なんで。」
「なんでって！このままじゃ会っちゃう！」
ミンソク先輩ってばなになになんで
なにしてんの…
で、このドギョンスはなんでペースアップしてんの！
このままじゃ、このままじゃ、、鉢合わせるぅーーー
「チャンスじゃん」
「what's⁈」
chance？
「一緒に帰ろうよ」
「は！」
は？！何言ってんの？
ギョンスの肩を震える手で必死の思いで掴んだら
ぐるんと真顔を向けられた
そこ…も、真顔なんだね。やっぱギョンスはギョンスだ
「あの人も駅まで行くでしょ。グッドタイミングだよ。」
「む！」
無理無理無理無理！！
だってわたし今日まじでぎょんすに会うテンションでしかなかったから
いつもの戦闘モードじゃないし
「先輩ー！ミンソク先輩ーー」
「ばっ！！！」
ばかーーーーー！
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作者名：苺大福
| 作成日時：2016年2月13日 3時
