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「はあ。」
今度は声に出してため息つかれた
「いない、なんて言ってないし。一度も」
ぶつぶつ言ってる
機嫌がどんどん悪くなっているようである…
「ね、ね〜ぇ？」
控えめに様子を伺ってると、ちょっと呆れたように表情が緩くなった顔をちょいっと向けらた
目が、何？って聞いてくれてる
結果、優しんだ ギョンスだもん
「彼女って、学校の人？」
「違うけど」
「何つながり？高校同じとか？」
だったら、ミンソク先輩のことも知ってる人…？
「ちがう」
「んー、じゃ、バイト先？」
ぎょんすのバイトっておしゃなカフェだよね
可愛い子捕まえたんかな、、
「…え、もしかして…ナンパ？うそっ、ギョンスがナンパなんて「答えなきゃいけないの？」
いけないの、ギョンス！！
わたしが聞いてるんだから！
こういう時は、うるうる、見つめる
ギョンスはこうすると弱いって知ってるからね
暗いけど涙を集めれば光ってわかるはず
優しいとこにつけ込んでる嫌な先輩だってことはまあ、自覚してるかんね
「……そのどれでもないよ。」
ほら！
「じゃあ、何？」
「それは話すと長いから。また今度ね」
「えーー、今度―？」
とにかく早く学校を出ようとするせっかちギョンス
うん。わかるよ、わたしだって寒いし
なんやかんや、ゆっくり足並み揃えて歩き始める
「タメ？」
「違う」
「年下？」
「ううん」
「年上？」
「うん」
えー まじか
「どんくらい？」
「何個か」
超アバウト
「社会人？」
「うん」
「どーゆう系統？」
「あのさ、」
ぽつぽつとした一問一答はぎょんすに予想より早めに辞退された
「僕のことより。自分でしょ。A先輩が助けてーって僕にLINE送りつけてきたから今こうして一緒に帰ってるんでしょ？わかる？」
「………」
わかるよぅ、、
「ぎょんすぅー………」
うーーーつれぇーーー
自分が実る気配の無い片思いをしてて、てっきり非リア仲間と思ってた相談相手兼協力者的ポジの後輩にまさかの年上彼女がいたなんて
つれぇよう………
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作者名：苺大福
| 作成日時：2016年2月13日 3時
