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「合コン?行ったの?」

閉店作業をしながら、ホールに2人きりになったのを見計らって
ジョンデに近況報告した

「うん。楽しかったよ〜」

何か言いたそうなジョンデ
クリスマスのこと報告して以来、ずっとそうだから
もう吹っ切れたアピールしなきゃさ
気遣わせたく無いし

「その合コンってもしかしてユイちゃんに誘われた?」

「ん。そうそう」

「も〜」って大げさに声を出すジョンデ

「あの子が見つけてくる相手はチャラいチャラいって前に言ってたじゃんかーA―」

「でもなんか、偏見だったみたい」

「チャラ男じゃなかったの?」

「たぶん?」

チャニョル君のきれいな鼻筋を思い浮かべる
その後に、「はははっ!!」って低音の豪快な笑い声も
きっと、チャラくなくはないだろうなあ…

「おー、A」

近づいてきたジョンデに鼻をちょこんとつままれた

「その顔は誰かのこと考えてるな〜〜?」

にひって笑うジョンデからプイって顔を背けてテーブルをせっせと拭き始めた

鋭いなー、さすがジョンデ

「なんだよ〜いいなって思う奴いたの?」
隣のテーブルに腰掛けるジョンデが、調味料の蓋を弄りながら聞いてくるから、
「ん〜まあ、うん」って。

「え〜!どんな人?」

「とにかく、一言で言い表すとね、」

「うんうん」

「正統派美男子って言うの?背が超高くて、くっきり二重で目が大きくて、口も大きくて鼻は高くて」

「お!」

「なに〜?」

「それ俺じゃん!」

「……」

顔をしかめると、「だはは!冗談だよ〜冗談!」ってジョンデが笑う




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作者名:苺大福 | 作成日時:2016年2月13日 3時

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