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「なんか、わたしすぐ勘違いしちゃうんだよね。男にはその気ない、なんてこと無い一言なんだろうに、大げさに受け取っちゃうっていうか」
『Aちゃんはそのままでも充分だよ。』
「すぐ一人で盛り上がっちゃうって感じ？」
「わかる〜〜」
『ダイエットなんてしなくても、可愛い』
「免疫、無いんだろうな〜って。」
「超わかるわ〜〜〜」
「この人自分のこと好きなのかも？ってすぐ期待しちゃってさ」
「うわ、めっちゃわかるそれ！！」
……すっごいわかるな、こいつ
「なになに」って隣から入ってきたユイとチャニョルくんが徐々にわたしの恋愛話に花を咲かせていく
わたしはそれに調子良く相槌をうちながら、ビールのジョッキを空けた
「え、なに？それでクリスマスイブに振られちゃったの？！先輩に？」
ただでさえ大きな目を更に大きくして、赤くなりかけてる顔で最大限驚くチャニョル君に、「うんうん」ってしょげた顔して頷いて見せた
「うわ〜それキツイなー、じゃあなんで2人で会ったりすんだってー」
「だーよね〜。あたしもさ、Aから話聞いてめーっちゃびっくりして。99%いけるだろうって思ってたし」
「もういいよ。もう忘れたし。いい思い出だよ。クリスマスの良き思ひ出」
「てゆーかあれだな、それはもう酷い男に引っかかったんだよ。A」
チャニョル君が通りかかった店員を呼び止めて自分の分とわたしの分のビールも注文してくれる
「ん〜そうかも。ははっ」
わたしは軽く笑いながら空いたグラスを店員に渡していった
一緒になって聞いてたチャニョル君の隣の男子が「てかさー」って口を挟む
「いけると思わなきゃクリスマスに告白なんてしないもんな〜。それで振られるって、もはやネタだよ。クリスマス事件！はははっ」
はは…は
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作者名：苺大福
| 作成日時：2016年2月13日 3時
