すのーどろっぷ (ページ41)

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次の日もA先輩から連絡は返ってこなかったし
学校で姿を見かけることもなかった

そして僕は、一日経っても混乱している

信じられなかった

あの小心者のA先輩が告白したんだってことにも驚いたけど、
でもそれ以上にまさかミンソク先輩が振るなんて

…だって、じゃあなんでクリスマスに会ったりするんだよ
そんなの誰だって勘違いするよ

それに、ミンソク先輩と一緒にいるA先輩を見てればどう考えたって
ミンソク先輩のことが好きなんだって誰でも気づく
先輩本人だってわかってて、満更でもなかったんじゃないの？

だから僕だって、２人の姿を見て
大丈夫だと思ったのに…

『ミンソク先輩！！』
『Aちゃん』

…何か、聞き間違えたんじゃないかな
A先輩のことだから

そう思いたいけど、でもそんなことってあるんだろうか

閑散とした建物を早足で抜けて待ち合わせの教室に着いた
開いたままのドアから中に入ると、前から二列目の机であぐらをかいて
携帯を弄る学生が顔をあげた

「おーギョンス」

「ミンソク先輩」

「どした？去年の過去問とか？」

……いつも通りだ

「本当なんですか？」

「ん～？」

眉毛をあげて首を傾げる先輩の前で足を止めた

「A先輩の告白断ったって」

・・・何それ？何のこと、って言え
言って、ミンソク先ぱ

「うん。そうだけど」

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