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「Aちゃん?ごめんね、待たせた?」



ミンソク先輩は、約束の時間ぴったりに来た

「今来たところです」って言ったら、にこっと笑って、
「寒いからどっか入ろっか」って言った


ここにいる誰よりもかっこいい…ミンソク先輩


頷いて歩き出した時にちょうど手のひらでスマホが震える

「この時間だったら、そんなに待たずに入れそうだね」

「そうですよね!先輩何食べたいですか?」


先輩の隣でドキドキしながら歩幅を合わせて、さりげなく画面を確認する


“大丈夫だよ”



…ギョンス
大丈夫。ぜったい大丈夫。
今日は絶対、いい日になる

―――


デートはびっくりするくらい、順調で
絶好調だった


これか、サンタクロースが見ててくれるっていうのは。
クリスマスだから多少の待ち時間は見越してたのに、お店についたらすんなり入れた。

少しお酒を飲んだからか、いくらか緊張も解けて
いつもよりもリラックスして、話せてる気がする


「あははっ」

先輩もよく笑ってる気がする
えへへっ


「先輩、お酒強いんですか?」

「んー、強いと思う。」

「え〜意外!」

「意外?ふふっ そうかな?」

だってそんなかわいい顔してんのに
ギャップだねっ

「何が一番すきですか?お酒」

「やっぱビールかな?」

「わ!わたしもです〜!」

「お、そうなんだ〜。いいね。うちの妹ビール飲めなくて、つまんないよ」

妹?!わたしとしたことが、知らなかった!!!

「え!先輩妹いるんですね〜!」

「うん、いるよ」

「家で一緒にお酒飲んだりするんですか?」

「いやー、たま〜に。あいつ酒飲むとめんどくさいから」

あいつ…あいつだって…
先輩の妹超うらやましい…!!!

「妹と喧嘩したりしないんですか?」

「小さい頃はしたけど、今はもうそんなかな〜」

へえ〜わたしは今でも実家帰ったら弟とケンカばっかだけど
やっぱミンソク先輩は優しんだろうなあ

「見てみたいです!先輩の妹さん」

「ん〜?」

「かわいいんだろうな!先輩の妹なら」

「あ〜ふふっ うん。すごくかわいいよ」

くしゃって笑うミンソク先輩
ぬあああああああ!!!!先輩がかわいいようもう!!!




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作者名:苺大福 | 作成日時:2016年2月13日 3時

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