すのーどろっぷ (ページ33)

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とりあえずはやる気持ちを抑えてテラスに移動してことの一部始終を説明した。

「どうしよう、わたし、まさかこんな、自分の人生にこんなことが起こるなんて…」

一度目を閉じたユイが大きく息を吐き出して、目をあけた

「A」

「なに」

「もういけるよ、あんたこれ」

…ばふっ

「そ、そんなことないってー、そんなことないよお～」

「これもうフラグたってるでしょ」

どゅふふっ

「クリスマス二人で会うってそれもう好きってことじゃん」

「いやいやいや言いすぎだって！！！」

「ミンソクだってどうでもいいやつとクリスマス過ごすわけなくない？」

「そ、…そうだよねぇ？クリスマスだもんねぇ」

やっぱそーだよねえ？？？

「はーあ、おめでとう。クリスマスきめなよ、あんた」

「え！きめるって、なに」

なにゆってんのユイさん！！

「そこまでしたらもうあと一押しでしょ。ミンソク見たところ奥手そうだし。Aがもう言うしかないよ」

「やだよ～。わたし自分から告白なんてそんな、ぜったい無理」

「クリスマス誘った時点で告ったのと一緒だって」

「…やっぱ、、？」

「で、それがオッケーだったわけだから、もはや…？」

「…やっぱ？…っていやいやいや！！！」

「とにかく！マドンナもただの友達だったわけなんだし、ここでもうようやく長い長い片想いを終わらせる時だよ。」

…そう、だよね…。

「クリスマスだよ？サンタが見てる。頑張れる。」

サンタって、おい
…でもまあ、そうかも。

「あ、ね、プレゼントってどうすればいいかな？」

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