すのーどろっぷ (ページ31)

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「どうかした？」

不思議そうに顔を傾けるミンソク先輩に、「イルミネーションが、綺麗で」って誤魔化すと、先輩も振り返って、「ほんとだ～」って足をとめた

夢、みたい
夢じゃないけど

わたしもうこれだけで、世界一幸せ

あ～もう
ユイ、ちょっと聞い……

『先輩のことただ見てるだけで満足なわけ？』

あ…

『ミンソク先輩に好きになってもらいたいなら、A、あんた自分で行動しなきゃ』

『Aさ、ちょっとくらい、』

「Aちゃん？」

気がつくと、心配そうな先輩と目が合った

「あ、えっと…

ひっ！！？？

突然、すっと先輩の手が近づいてきて固まった

ひいいいいいいっ

・・・ふわりと肩にとまるミンソク先輩の手が
ずり落ちていたマフラーを直してくれる

「寒くない？」

どくん

『ほんとに好きなんだね。ミンソク先輩のこと』

…わたし、、先輩の

『あとはA先輩が頑張る番でしょ。』

ミンソク先輩の、

「先輩」

「ん～？」

『大丈夫だよ』
『戦闘モードでしょ？』

わたし、ミンソク先輩の、
彼女になりたいんだ

「クリスマス、よかったら、一緒にどこか行きませんか…？」

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