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「へえ〜Aちゃんこの辺でよく遊ぶんだ。」
「あ、いえ…あ、はい」
「A先輩の友達もこの辺でバイトしてるから、その時間まで付き合ってたまにこっちの方で遊ぶんでしょ。ね、先輩」
「うん！そうそうそうなんです！今日もそうなんです」
「あーそうなんだ。いいとこでバイト見つけるね、みんな。俺こんなおしゃれなお店でギョンスが働いてたなんて知らなかったよ〜」
「ふふふ、そうですね〜すごくギャップですよね〜」
ギョンスがわかりやすく睨んでくるから、ミンソク先輩が楽しそうに笑う
ははは、違う、わかってる
早く食べろって目なんだよね、うんうん
だって、先輩の前で胸いっぱいだし、、
ちゅるるってパスタ食べてたら永遠になくならないんだもんよ
なかなか思い通りに減らないパスタと四苦八苦してるわたしを気遣ってか
食べ終わったギョンスが先輩に話を振って、場を持たせてくれている
よし、今の内だ…！
「今日は比較的空いてますけど、金土は常に満席です」
「へーそう。」
「クリスマスは大変ですね、特に」
く、
“クリスマス”
「休めるの？ギョンス」
「うん。1日はなんとか、休むつもり」
「デート？」
ぶっ！！！
「Aちゃんから聞いた」ってミンソク先輩がにひゃって笑う
か、かわいいけども、先輩…！！
わたしは慌てて足をひっこめた
今度は軽く蹴られるくらいじゃすまなさそう
「先輩は彼女いないんですか？」
ど！！
ドストレート！ぎょんす！！！！
先輩の顔をチラ見すると、なんてことない顔してる
平常心、平常心、平常心
「んー。いない」
よしっ！
「あれ、あのいつもよく一緒にいる人は違うんですか？」
「えー、だれ？」
マドンナ！マドンナだよ！
「黒髪で面長の、足細い人」
なんだその人物像…
「あー、あいつ、」
…伝わるんだね。男はそれで
「…あいつは、」
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作者名：苺大福
| 作成日時：2016年2月13日 3時
