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…は?偶然?

「A先輩は友達と遊んだ帰り道、お腹が空いて死にそうだった」

混乱がおさまってないわたしと落ち着き払ったギョンスは向き合った
真面目な目の、ギョンス

「それで、一緒に来たんだ。どうせなら一緒に食べようってなって」

「え、な、なに?どういうこと?高級イタリアンは?」

「もともと約束なんてしてない。だから、ミンソク先輩の前で変なこと口走らないでね」




・・・・・は、い?





「みんそくせんぱい?」


なぜいま、彼の名前が

「ミンソク先輩。」



あれ、おかしいな…
幻聴……???


「さ、行こう。先輩待たせてるから」


「ちょ!ちょちょちょちょ待ってよう!!!どうゆうことよ!説明してよ!」


バクバクしてる心臓と急に熱くなった顔面で
慌ててギョンスの腕にしがみつく


「ミンソク先輩って、ミンソク先輩って、それって、

「わかりやすく言って欲しい?」


耳が、すんごく熱い


「仕組んだんだよ。僕が」

ギョンスが涼しい顔してサラッと言いのける


「し!?」

「あんまり興奮すると髪ぼさぼさになるよ」


・・・!!

「ちょーっと待ってってば!わたしそんな無理だよ!」

「無理?」

「いきなりそんな、吐きそう…」


「今日は大丈夫だよ。」


「戦闘モードでしょ。」ってにやりと微笑むギョンスの肩を
この野郎と叩く余裕なんて1ミリもなかった





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作者名:苺大福 | 作成日時:2016年2月13日 3時

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