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“サヤカさん”ってギョンスの声が頭の中でリピートされる
「さっきの電話なにあれー …うん。ごめんね。ああ、それは気にしないで、また明日仕事頑張って。」
無理しないでね、って
くっそ優しいなぎょんす！！！
「誰のせいで謝ってたと思ってるの」
……わたし、だよなぁ
「…サヤカさん、怒ってた？」
「怒ってないよ。話聞いてあげてって。」
「なにそれ。優しいな。それが大人の余裕？！」
「それでも内心は嫌でしょ。我慢してくれてるんだよ」
ぐさっ
ごめん、、ごめんなさい…
「………ごめん。ほんと。」
「いいよ。外であんな風に泣き叫ばれたら近所迷惑だし。彼女も先輩のこと知ってるし」
え、うそ
「なんで？」
「話したから。一個上の先輩に片想いしてるけどそれを後輩の僕にしか打ち明けられてない手のかかる人がいるって」
ま、まさにすぎる
「べ、別にギョンスだけにじゃないしー…他にもいるしー、、」
やばいなわたしって 一文で説明したらほんとしょうもない先輩だ、ギョンスにとって
「でもその中で一番、ギョンスが話しやすいってゆうか〜」
「はいはい。」
「ギョンスしか信用できないし、わたしにはギョンス様様だし、」
「どうせ校門で置いてった時はギョンスの馬鹿野郎って思ってたくせに」
「ぎ、ぎっくー」
「はあ。いいよ。彼女には僕は一切お酒飲まないで、泣き虫の先輩は1時間で追い返すって言っちゃったけど、」
「けど……？」
「もともと今日相談あるって言われたのに聞けてなかったし。今夜は付き合うよ。」
・・・お、
ギョンスが、笑った
「ぎょ、ぎょんしゅうううう」
あ、戻った
一瞬だった、一瞬の微笑み…！
「このビールがなくなるまで。ミンソク先輩の彼女になれる方法、一緒に考えよう」
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作者名：苺大福
| 作成日時：2016年2月13日 3時
