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「わかるよ、わたし。これが正解って。先輩が寒いって言って、わたしも寒いって思い切って寄り添ったり」
短いスカート履いてさ。マフラーに顔埋めてさ
「ホットのドリンクコーナーでミルクココア飲みたいなってかわいくおねだりしたり？」
わたしはココア飲んだらその後にお茶が飲みたくなるんだよ
「先輩、今日会えて嬉しかったです〜！とか、卒業しちゃうのいやだなぁウルウルとか」
正解が何なのかわかるけど、、、
「どうしたら可愛い女なのかなって、わかるけどでもそれ、わたしがやったらダメじゃん…」
「………」
「やっていい女とダメな女がいるじゃん」
「……」
「私はダメじゃん……ねえ、なんか言ってよ」
「ダメってことは、ないよ。たぶん」
「いいよ、そんなお世辞いらな 「たぶん。」
「……」
「たぶん。」
そうだよな。
「好きな人に好きになってもらうって、ものすっごく難しいね、ギョンス…」
何も言わずに、体育座りをやめたギョンスが
ビールに手を伸ばした
プシュッと音を立ててプルタブを開ける
「あー！飲んだ。飲まないって言ってたのに」
ゴク ゴク ゴク
喉仏、きれいだな
ギョンスも男なんだな
「ぬるい」
「サヤカに言いつけてやるーーー」
げ、って顔するぎょんすに、ヒヒヒ〜って悪魔のように笑うサイテーな女、わたし。
「なんで、彼女の名前知って…」
へっへー 聞いちゃったんだもんね
「さん付けで呼んでんだね」
「なんでもいいでしょ」
「いやイメージ通りだよ」
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作者名：苺大福
| 作成日時：2016年2月13日 3時
