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「買ってきた？」
「うん」
「A先輩はどこにいたの？一緒にコンビニ行ったんじゃないの？」
「行けないよ。そんな突然明るいところ行けない…戦闘モードじゃなかったんだもん今日」
「………」
「……なに」
いきなり静かになんないでよー
「中はいらなかったんだ」
「だってえ、鮮明に見えちゃうじゃん」
「変な人」
「んえ？」
「と思われたよそれ。」
「大丈夫。電話かかってきたフリしたから」
「そういう機転は利くよね、いつも」
ぽろり、とまた涙が溢れて
黙って見てたギョンスが痺れを切らしたのかティッシュで鼻の下をぐしぐししてきた
…鼻水出てたか
「ぎょんすぅー」
「ん」
「わたしなんで、ギョンスとは肉まんもあんまんも食べれるのに、先輩の前だと食べらんないんだろう」
ギョンスがティッシュをぐしゃっと丸めてゴミ箱に放った
ずびっ
「先輩と一緒にいる時ってさ、自分ってこんなつまんなかったっけ？ってくらい平凡な相槌しかうてないしー」
「へぇ」
「ギョンスと喋ってると次から次に話したいことでてきて口が回らなくなるくらいなのに、先輩としゃべる時さ、頭いっぱいなってアワアワして話題探すので必死だし」
「うん」
「わたしってギョンスのが相性いいよね、絶対そうだよね？」
「……」
渋い顔を向けると
「そう言うなら」って、ギョンスがゆっくり口を開いた
「ミンソク先輩と比べたら誰だってA先輩と相性良いってことになりますね」
「うーー敬語やめてよー」
「僕と喋ってるマシンガントークの8割以上はミンソク先輩の話でしょ」
「……残りは？」
「食べ物。」
「！！それだけじゃないし」
「痩せたい。可愛くなりたい。でも食べたい」
「ぶぁーかーーーぎょんすのばかーー」
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作者名：苺大福
| 作成日時：2016年2月13日 3時
