すのーどろっぷ (ページ16)

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「お腹空いたって、先輩がさ、コンビニ行ったの待っててさ、」

ビニール袋から出現した硬くなった白い物体を見て
ギョンスは更に目を丸くした
かじりかけの断面から中味のこしあんを見ると、静かにテーブルに置いた

「肉まんとあんまん、どっちがいい？って」

「で、あんまんにしたんだ」

「わかんなかったの。この場合の正解って何？ミンソク先輩がどっちを食べたかったのかも結局わからず終い」

「先輩はなんて？」

「俺はどっちでもいいって。」

「なら、どっちでもよかったんだよ」

「あんまんって難しいよ… あんこがむにゅって出んじゃんか。熱いし、口につくし、一口でどこまでいっていいのかさ…」

「じゃあ肉まんにすればよかったね」

簡単に言うなあ、もう

「普通に考えてみて？男と女がいました。肉まんとあんまんがありました。線で結びましょうってなったらどう組み合わせる？」

「………」

「あそこで先輩差し置いて肉まん選ぶとか…できなかったよ…アタシにはできなかった…」

「・・・そう。」

「うん」

「先輩と同じのって言えばよかったんだよ。」

「もともと甘いのそんな食べないんだから」ってギョンスが呆れた顔して続ける

「それはだって、先輩がその2つを買ってきたから」

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