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「うわっ」
「その冷たい目、やめてよん」
「…なにしてんの」
「凍っちゃうよん」
「ちょっと先輩」
「とりあえずお家に入れてくれよおおおお」
厄介者を見るような嫌そ〜うな目の前に
スーパーの袋を差し出そうとして胸の前までで力尽きた
重い
「なに？」
「じゃーん！ビールでーす！！」
「……買ったの？」
「今夜は飲もうぜー？ギョンスぅ」
「飲まない。入れない。帰ってください。」
えーーー？！！
「なんでだよ〜冷たいよ〜そんな子だったの？！！」
「普通に常識的に考えて。家で先輩と2人で飲むわけないでしょ」
普通に考えて？なんで〜？
・・・あ、
「彼女に悪いからかーーー」
「そうだよ」
な、リア充ううう…
くうう、こうなったら必殺うるうる作戦！
うるっ
うるうるうるうる…ポタ、、
……あ、
こぼれた涙を見て
ぎょっとギョンスの目が大きくなる
ギョンスだけに
ぽたぽたぽた……
なんだこれ、止まらん
「うぅ〜〜 ひっく、、ひどいよーーぎょんすぅ、ひどおおおいいい」
ぽろぽろ流れ落ちてく涙
しんどいつらい苦しい悲しい惨め
「っく、友情って脆いんだな…オイラ、もう…ずたぼろっすよ、、うおおおおん」
だめだーもうーーーなにキャラだよーこれーー
自分でも自分が抑えきれない、しんどい、しんどすぎる
「……中に入って。」
「ひっく、ふええっく、うぅ〜「早く」
目の前の視界が悪くてわからないけど
かくまう様にギョンスに家の中に入れられたみたい
ガチャンってドアが閉まる音がしてあったかくなった
「せんぱいいぃぃミンソクせんぱぁい… うわああああん」
泣きながら靴を脱いでると
手から重いのがひょいっと無くなった
「1本飲んだな…？」
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作者名：苺大福
| 作成日時：2016年2月13日 3時
