すのーどろっぷ (ページ2)

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GW明けの最初の授業だった

一緒に講義を受けてる後輩が、前の扉から入ってきた学生に向かって
ぺこっとお辞儀した。
その人は笑顔でヒラヒラと手を振って
隣に座るわたしにちらっと目を向けて
そのまま後輩に視線を戻してまたニッと笑った

彼はイヤホンを外しながら後ろの先まで迷わず直進する
そこには彼の仲間と思われる華やかな集団がいて
彼も見てわかるようにそこに溶け込んだ
後輩は何事も無かったかのようにわたしとの話を再開した

「それで、そのレポートのどこが「ギョンス、いまの誰？」

「うん？」

「友達？」

「いや、先輩だよ。」

「え、先輩？じゃ、わたしとタメ？」

「いや、先輩より先輩。4年生。」

「へ～！なんて言うの？名前」

「え？」

「あの人！名前なに？」

ギョンスと話しながら
頭と意識はさっきの人の方にこっそり向ける

あんな人いたんだ、、今まで気づかなかった

あ、なんか笑ってる

「……ミンソク、だけど。」

み？

「ミン、ソク？」

「ミンソク」

「ミンソク？」

「キムミンソク」

みんそく、、きむ、みんそく……

「ミンソク、先輩…。」

楽しそう…
目つり上がって猫みたい、、

「なんで？」

「えー？」

「なんで、名前聞くの？」

一目惚れだった。

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