すのーどろっぷ (ページ1)

今日:25 hit、昨日:1 hit、合計:824,770 hit

１－１ページ1

.

たとえば、幼馴染とか

じゃなかったら部員とマネージャーとか

いや、ただ同じクラスの同級生ってのでもいい
隣の席じゃなくてもいいからさ、こっそり見てさ、たまにパチって目があったり、バイバイとかおはようとかなんでもなく言いながらも内心どきどきしてさ。

合唱祭、体育祭、文化祭
特別な日には何かあるんじゃないかなってものすごい頑張っちゃったりなんかして。
それで普段とは違う姿を見て、もっともっと好きになって

友達と、きゃ～って報告しあったりするわけ。
結果なんも生まれなかったって、一緒に写った写真とかできちゃうと天にも昇るにやにやでさあ、クラスの打ち上げで私服姿の彼を見ちゃったらもう大変。確実に何かが打ち上っちゃうよね。自分の中で

それはちょっと欲張りすぎ？
それならバス通学で毎日同じバスに乗り合わせる高校生でもいいよ
きっと毎朝が特別な時間だし、今日もいたいた～とか、髪の毛切った！とか今日は寒そう～とか、ふふ。たまにいないと風邪かなとか学校行事かなとか考えて1日終わってさ。もしかしたらもしかして、あっちもわたしの存在に気づいててなんとなく隣に立ったら話しかけられちゃったりなんかして。そこから少しづつ発展して…て、もういいか。

なんでもいい
なんだっていいから、

1日でも早く出逢いたかった

一つでも多く繋がりが欲しかった

彼の人生史の中で、無条件に濃い登場人物でありたかった

そうなるために頑張りやすい共通点が、

そうなりやすい偶然が散りばめられた毎日が

ほんとにほんとに欲しかった

もし、わたしが○○だったら
もし、彼が○○だったら
そういうの何度妄想したかわかんない

この距離をどれだけもどかしく思ったか
わかんないもんな

.