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「手に入れた情報を全て正確に話したかどうかなんて、聞き手にはなかなか判別が難しいことでしょう？俺は長いこと情報班としてやってきて、痛いほど身に沁みた。」
「どんだけポテンシャル高くても、情報弱者はそれまでだし」
「有能な人間てのは必ず、良質な情報源を確保してる。」
「情報を制したものが、勝者」
…なんだか、勝者とか敗者とか
嫌な喩えだ
「だから情報班ってのは俺みたいに勝ちにも負けにもなんの執着もない人間がちょうど良いんだよ」
「チャニョル」
経験者の長くなりそうな語りは、それまで黙っていたミンソクさんの言葉で一旦、区切りをつけられた
「ベクはどうした？」
…は、、そうよ、
ベクは…
『悪を抹消、抹殺する』
『言ってみたら俺たちは世界平和のための組織だ』
「ベク？」
「組織に一番意味を見出していたのはベクだろう。解体となって、ベクはどうするんだ？」
『仕事の依頼だよ・・・シウミンひょん』
あの日…私の手を握ってくれたベク
悪者なんかじゃ、、なかった
あの子も、ミンソクさんと同じ、
組織の操り人形だった
「あいつは会社には戻らないってさ。」
チャニョルが伸ばしてた脚をまた折り畳んで寄せる
「ごめんだって。もう、あんな会社。」
「…そうか」
「金に執着したくないんだよ、アイツはとにかく。」
スホと、真逆だ
「金はなんだか、悪の象徴って感じで嫌いらしーよ」
、、ベク
「まあさ、ちょっと長くなったけど俺もそんなのんびりしてらんないんだよね」
「うちの会社で働くつもりなら敏速に報告しろって社長に言われてるし、そうじゃないなら必要な書類渡したり書いてもらったりしなきゃでさ…」
よっこいせと立ち上がったチャニョルは、とてとて、とよろけて立ち直した
見下ろしてた視線を、一気に頭を上げて持ち上げる
「急かして悪いけど、時間なら今まで割とあったでしょ？返事、明日までに頼むよ。ミンソクさん。」
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苺大福(プロフ) - なつみさん» ありがとうございます^ ^パスワードはNAMIDAです。よろしくお願いします♪ (2018年6月14日 6時) (
レス) id: cd3039e076 (このIDを非表示/違反報告)
なつみ(プロフ) - はじめまして！楽しく小説読ませていただいてます！よろしければThe last resonのパスワード教えていただきたいです！ (2018年6月13日 20時) (レス) id: 759d6fc8bc (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - MADKIDすごいです。ハラハラしてきゅんきゅんしてずっと心臓が痛かったです。1回一気読みして2回目読み返したら、チャニョルが訪ねてくるところでベクを思ってる言葉に泣けました。苺大福さんのお話は一言一言が深くて胸に刺さります。 (2017年1月10日 9時) (レス) id: b412df9158 (このIDを非表示/違反報告)
かのか(プロフ) - (泣) (2015年10月2日 20時) (レス) id: 171b30f749 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - ジョンデ〜良かったぁ(T ^ T) 色んな思いが込み上げて泣いてしまいました泣 (2015年9月28日 18時) (レス) id: 62396f963f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：苺大福
| 作成日時：2015年9月18日 3時
