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# ページ2
「ねえ伊野尾ちゃん」
俺を膝に乗せながらつぶやいた。
「なに?」
「なんで伊野尾ちゃんは、俺のこと好きになってくれたの?」
そんなこと、
「山田のこと好きな人がいっぱいいたから。そのほうが落としがいがあるでしょ?」
「ふふ、うそでしょ」
「ほんとなわけないじゃん。ほんとはね、びびっときたの」
「びびっと?」
「うん、この人なら、俺のこと幸せにしてくれそうだし、俺も山田のこと幸せにしたいって思ったの」
自然に、唇が重なった。
陽が沈めば、山田は俺だけのもので、俺は山田だけのもの。
それ以外はいらなかった。
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作者名:れん | 作者ホームページ:https://twitter.com/ren_arinbl
作成日時:2018年12月29日 17時