第1話 ページ3
────夢主side
「 〜〜〜〜ッ"!!もう、もう嫌だ………ッ!! 」
敵組織に関与していた裏切り者に制裁を与えた数時間後
私は先輩から逃げる様に早歩きで帰宅していた。
─────日本最大の犯罪組織、梵天
その組織唯一の女性である私、日辻Aは
首領の命により、数日前に"梵天NO.2"三途春千夜の元で働く事となった女構成員だ。
梵天に入社したのも最近の事で、勿論私の意思での入社ではない
ここに入社するくらいならもっとマシな所に入社している。
「 …………うわ、……ッ通知がエグい 」
携帯電話の電源を付けると、何件あるんだと思わせるくらいの件数がロック画面に映し出されていた。
このメールの相手、この者こそが私をこんな犯罪組織に入社する羽目となった張本人である。
「 も、もしもし 」
私は恐る恐る何件もある中の1件をタップし、耳元に携帯画面を当てた。
"「 あ、もしもし〜〜?
そろそろAから電話来ると思ってたぜ♡ 」"
「 有意義な休日をどうお過ごしで?……"蘭先輩" 」
皮肉こもった一言を告げては携帯越しでムカつく笑い方をする彼
────彼の名は"灰谷蘭"。あの有名な灰谷兄弟の兄の方だ。
彼……灰谷兄弟とは昔からの腐れ縁であり
それに伴って私達は先輩後輩という関係性を持ち合わせていた。
"「 最近の休日は暇で暇で仕方ねぇんだよ。
竜胆とは休日合わねぇしさぁ〜〜 」"
欠伸をしているのか、くぐもった声を出す蘭先輩。
「 暇そうにしている様な態度に聴こえませんが。
……もしかして、ずっと寝てたんですか? 」
"「 ん〜〜残念、今日は寝てはねぇよ
暇だからAの電話で遊んでた♡ 」"
……ッだからこんなとんでもない件数が映し出されてたのか……!
そんな理由で電話していた事に怒りで震えていると
"「 ぁんッ 」"
電話越しから彼の声とは程遠い、女性の甲高い声が鼓膜に響いた。
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作者名:梵天@ | 作成日時:2021年12月24日 23時