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………………………で、
ユジン「………………」
なんでこんな状況になっちゃってるの…
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___事の発端はほんの数時間前。
あれから部屋を色々見ていたら必要不可欠な服や下着等が無いことに気付いて、翌朝それをジャンハオさんに言うと
“俺は今から仕事があるし1人では行かせられない”
と、電話をし始めてやって来たのがなんとユジンくん。
『ご、ごめんねユジンくん…』
ユジン「…………」
全くこちらの方を見ないまま軽い会釈で会話をしてくる。
…………とてつもなく気まずい…なんて思いながら目当てのお店に到着した。
『ユ、ユジンくんはここで待ってて!私見てくるから…!』
半分言い逃げのような形でユジンくんにそう言ってこの場所からいなくなろうとすると、グイっと腕を強く引っ張られた
『………え、?』
ユジン「1人にできません」
『い、いやでも…』
ユジン「危険です。僕もついていきます。」
『私が入るの……下着屋さんなんだけど…』
そう控えめに言えば瞬く間に耳まで赤くなって“ならここで待っておきます…”と、腕を離される。
………まだまだユジンくんは子供なんだな、なんて笑みが溢れそうになるのを抑えて店に入った。
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『ユジンくん〜ごめんね……って居ないじゃん……』
ちょっと時間かかっちゃったかな…
店の前で待ってるはずなのに、辺りを見渡してもユジンくんの姿が見当たらなくて少し心配になる。
_______ユジン「………ヌナっ!!」
『ユジンくん…!』
ユジン「すみません。ちょっとお手洗いに行ってて…」
『大丈夫大丈夫、帰ろっか』
さりげないヌナ呼びに少し嬉しくなって荷物を持ってくれたユジンくんの方を見ると、お手洗いにしては服装が乱れすぎてて、よく見ると頬にかすり傷がある。
『ユジンくん…それ』
ユジン「…?なんですか?」
“なんでもない”と言いながら前を向くと、ユジンくんは私の少し後ろに回って肩を引き寄せてくる。
ユジン「…すみません。着くまではこれで…」
体と体の距離が密着し、ユジンくんの顔がすぐそこにあるのを感じながら家までの道を歩いた。
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ひより(プロフ) - マフィアとても好きです!更新待ってます;; (3月25日 22時) (レス) @page15 id: e7769a09b2 (このIDを非表示/違反報告)
李華(プロフ) - この系統のお話めっちゃ好きです!!更新待ってます♪ (8月5日 7時) (レス) @page15 id: bf1bf25a73 (このIDを非表示/違反報告)
もちぷよ(プロフ) - このお話大好きです( ; ; )♡更新楽しみにお待ちしております…! (5月29日 21時) (レス) id: b434516880 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - Kさん» ありがたいお言葉ありがとうございます;;もっと喜んでもらえるよう頑張りますので、ぜひこれからもご愛読ください^^♡ (5月8日 9時) (レス) id: 103a43ae61 (このIDを非表示/違反報告)
K - ジャンハオー!ソンハー!まじ、最高です!更新頑張って下さい、応援してます👍🏻😚 (2023年5月6日 1時) (レス) @page15 id: c4efd4c66b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ノア | 作成日時:2023年5月1日 21時