やるときはやる。 ページ19
「たしかに、ミン族のやってることは決まりには従ってるけど、それによってそれまでよりもチョン族やキム族がものが売れなくなってるのは事実です。」
「だからってミン族はせっかくのやり方を変えようとはしない。」
ミミの言葉にユンギはうなずいた。
「当たり前だ。それまでのやり方は無駄ばかりだ。」
「…だから、私は提案します。とくに、私の身柄をキム族もミン族も望む今、」
「チョン族とキム族、ミン族の共同体を作ればいいです。」
皆があっけにとられる中、ミミは続けた。
「チョン族は昔から、家具や竹細工の生産がさかん、キム族は農作物、ミン族は装飾品。
それぞれの長所をあわせたら、中央にもまけない都市になると思うんです。
今のように細い山道を一人ひとりが通って、中央にものを売りに行くのではなく、
そうなったらもっと広い大通りもつなげられる。
もっといろいろな産業が栄えるかもしれない。
そうしたら、もっとここは良くなる。」
「ナムジュンみたいなことをいうね。うん、俺は賛成だ。」
ソクジンの言葉に続いて、ユンギも口を開いた。
「いいんじゃないか。俺は別に構わない。」
「じゃあ、詳しいことを詰めていきましょう。」
ホソクの言葉で、話し合いは始まり、皆は夜通し話し合った。
76人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
AULA−輝き(プロフ) - ユンギさんとテテ…。まあ友達ではありますね。いい人が見つかるといいな… (2019年4月4日 16時) (レス) id: a376a7214f (このIDを非表示/違反報告)
闇子(プロフ) - ユンギさんとテテはどうなりますか?ユンギペンなもので、気になります。 (2019年4月4日 16時) (レス) id: a376a7214f (このIDを非表示/違反報告)
りり(プロフ) - 面白いので、ぜひ完結してください。 (2019年4月4日 16時) (レス) id: a376a7214f (このIDを非表示/違反報告)
茜★(プロフ) - 更新待ってます!ファンタジー風だけど、すごく人物描写がいいです。 (2019年4月4日 15時) (レス) id: a376a7214f (このIDを非表示/違反報告)
りんご姫(プロフ) - 前作の得体の知れない少女と不良たちから飛んできました!素敵な作品です。 (2019年4月4日 15時) (レス) id: a376a7214f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:AULA −輝き | 作成日時:2019年3月6日 13時