新たな主要人物 ページ16
「ミミ、本当にモテるね。」
次の日、苦笑しながらホソクが見せたのは、封筒だった。
「ミン族から…ですか。」
強烈な既視感を覚えて、ミミは痛い目でホソクを見た。
「まさか、ミン族からも。」
グクが突然突っ込んできた。
「キム族といい、ミン族といい何なんですか。」
さっさと断れ、と言わんばかりのグクにホソクは頭をかかえた。
「だからってむげに断れないだろう？キム族もミン族も、何かと仲良くしておきたい族だ。」
「…やっぱりチョン・キム・ミン族っていう風に合体させませんか？」
二人は無言になったが、ホソクが穏やかに言った。
「一回、それも含めて話し合ってみるのはいいかもしれない。」
ホソクの迅速な行動で、すぐにチョン族とミン族の族長らが集まることになった。
久しぶりにホソクの族長らしいところを見たような気がして、ミミは目を見はったが、ホソクは今ミミとグクの前で、転がっていた。
「ヤー、変なことを言ったらどうしよう。着る服も思いつかないよ。」
あわててミミが戸棚をあさり、黒の一張羅を取り出す。
「それに、キム族の族長もミン族の族長も年上なんだよ。一つと二つ。あー、緊張する！」
突然緊張をほぐすためかキレキレダンスを披露し始めたホソクを置いて、ミミはグクの方に向き直った。
グクはすでに背広姿になっており、その鍛えられた上半身がより目立っていた。
あわてて目をそらすとミミはグクに尋ねた。
「今日は誰が来るの？」
「キム族はソクジンとテヒョン。ナムジュンっていうのは中央に勉学に行っているから来ない。
ミン族はユンギだけ。俺たちはホソクヒョンと俺、そしてミミだけしか参加しない。」
「話し合うのは、経済的な取り決めとあと合併案への賛否だけだから。ミミを渡しなんかしないよ。」
ミミは思わず口を開いた。
「それは私がグクの『妹』だから？」
グクは一瞬口をつぐんだ。
「他に…何がありえるんだよ。」
悲しそうな声にミミはうつむいた。
「ごめん。」
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AULA−輝き(プロフ) - ユンギさんとテテ…。まあ友達ではありますね。いい人が見つかるといいな… (2019年4月4日 16時) (
レス) id: a376a7214f (このIDを非表示/違反報告)
闇子(プロフ) - ユンギさんとテテはどうなりますか？ユンギペンなもので、気になります。 (2019年4月4日 16時) (レス) id: a376a7214f (このIDを非表示/違反報告)
りり(プロフ) - 面白いので、ぜひ完結してください。 (2019年4月4日 16時) (レス) id: a376a7214f (このIDを非表示/違反報告)
茜★(プロフ) - 更新待ってます！ファンタジー風だけど、すごく人物描写がいいです。 (2019年4月4日 15時) (レス) id: a376a7214f (このIDを非表示/違反報告)
りんご姫(プロフ) - 前作の得体の知れない少女と不良たちから飛んできました！素敵な作品です。 (2019年4月4日 15時) (レス) id: a376a7214f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：AULA −輝き | 作成日時：2019年3月6日 13時
