想い出

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フウカside

チ「ふぅ、ご馳走様」

ほんとなんでこんだけ食べてて、縦に全部行くのか不思議でたまんない

フ「よくそれだけ食べて太らないよね」

半分呆れながらいうと、ニヤッと笑って

チ「おかげで身長伸びまくり」

うーわ、嫌味ったらしいたらありゃしない

そう、魔法学校の時はそこまで変わらなかったのに！
中等部の2年になった頃からグングン身長が伸びて今や176cm。
あたしも164cmと、女子にしては大きい方なんだけどね

フ「ホント分けて欲しい」
チ「フウカはそれくらいが丁度いいよ」
フ「そう？」
チ「逆にもっとちっちゃくてもいいくらい」
フ「なんでよっ！」

あたしにとっては嫌味でしか無かったけど、チトセにとってはそーじゃないみたい

あたしは知らなかった。
このときチトセが、((俺好みの身長とかいえねー///))って考えてるなんて。

…………………………………

チトセが帰ろうとしていると、

？「姫様ぁぁ」

1人のメイドが走ってくる
セシル？どーしたのそんなに慌てて？
チトセも不思議そうに見る

セ「今高等学校から連絡が来て、明日の朝7:00に生徒会室に集合だそうです。なんでも、RMの活動だとか」

え、もう動くの？！
今日任命されたばっかなのに？！

セ「チトセ様も同様との事でした」

そっか、チトセもRMなんだもんね

チ「げっ、マジかよ。朝早すぎんだろ…」

ゲンナリした様子で項垂れるチトセ。

ん？待って？朝7:00って…

フ「無理じゃん！遅刻確定！」
チ「いくら何でも早すぎるだろー」

2人で頭を抱える。
だってだって！高等学校になったら、朝の登校時間が8:30までだからゆっくり出来ると思ってたのに！

そんなあたし達を見て、セシルが思いついたかのような顔をして

セ「チトセ様、今日は銀の城に泊まられては？」

突然の提案にびっくりしたあたしとチトセ。
顔を見合わせて、セシルを見る。

意味が伝わってないと思ったのか、セシルが慌てたように弁解する。

セ「そ、そのほうがお2人とも遅れることはありませんし！登校時も一緒の方が安心じゃないですか！第1、もう遅い時間ですし」

あー、まぁたしかに

フ「チトセは大丈夫？」
チ「俺は全然大丈夫だけど。ほんとにいいんですか？」
セ「もちろんです！！」
チ「じゃあ、お言葉に甘えて」

やった、チトセと一緒だ！
正直あの騒動があってから、寝てれないんだ

フ「チトセ、一緒に寝よ！」
チ「はっ？！一緒ってお前、」
フ「だめ、？」(上目遣い
チ「ぐっ…いいよ」(ずるいだろ

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