真っ赤な目 ページ10
悟「わ、わかったって、誰かにむいてもらうから。
それならいいだろ？」
智「ん・・・ぅ、ん･･･やくそく・・・？」
見えていない濡れた瞳を悟の方に向ける智。
悟「ん。約束。」
智「ﾋｯﾋｯｸ・・・けが、やらぁ・・・」
悟「・・・事故のこと、まだ気になるか？」
智「うぅっひ･･･っ、うっ」
悟の言葉で更に泣いてしまう智。
体勢がきつそうな智を
そっとベッドへ寄りかからせ、
その肩に手を置く悟。
悟「･･･あれは。
智のせいじゃねぇだろ。
事故だったの。
おまえが苦しむことねぇの。な？」
泣き顔で首を振る智。
智「・・・っ、あし、おぃらが・・・っｸﾞｽｯ」
悟「ばぁか、ちげぇよ。
医者に言われたこと忘れたか？
あと少し遅かったら・・・
おまえ命の保証なかったんだぞ？」
智「ｸﾞｽｯ・・・」
悟「いいじゃねえか。
今こうやって生きてんだし。な？
俺のことなら大丈夫だから。
もう気にすんなよ？」
智「ｸﾞｽｯ・・・う・・・ぅん・・・」
悟「そんなに泣くなよ、なぁ？
体に障るだろ？」
ｶﾗｶﾗ
ニノ「おはよ〜。」
悟「よぉ。」
ニノ「悟いたの。」
悟「あ、おまえさリンゴむけたりする？」
ニノ「リンゴ？そんなの朝飯前です。」
悟「おぉそっか！
じゃ洗ってくるから、よろしくな。」
落ちたままだったリンゴと包丁を拾い上げ、
部屋を出ていく悟。
智「ニ、ノ・・・？」
ニノ「おはよっ」
ポワポワとした雰囲気の
かわいい智に微笑みかけるニノ。
智「り、んご、いらな・・・」
ニノ「え？」
智「ここ、きて？」
ベッドの空いているスペースをトントンする智。
思わず顔が緩んでしまうニノ。
ニノ「リンゴ、いらないの？」
ベッドの傍の椅子に座り、
智の手をそっと握って、顔を覗き込む。
ニノ「っえ？」
智の目が真っ赤なことに気づくニノ。
ニノ「どしたの？ﾎﾟﾝﾎﾟﾝﾎﾟﾝ。」
なだめるように、
智のお腹を優しく指先でﾎﾟﾝﾎﾟﾝするニノ。
ﾌﾙﾌﾙと首を振る智。
ニノ「どっか痛む？」
手探りでニノの手を捕まえて引っ張る智。
いつもの合図を微笑ましく思い、
ベッドへ入るニノ。
ニノ「どした〜？ん〜？」
ﾎﾜﾎﾜの智の髪をすきながら、様子を伺う。
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天の子(プロフ) - さりさん そうだったんですねぇ〜(笑)翔くん視点の感想、ありがとうございます(*´ω｀*) (2019年8月27日 0時) (
レス) id: 7ec05556a4 (このIDを非表示/違反報告)
さり - 天の子さん» そうです！みんな好きだけど翔くんが1番好きです！途中翔くんが出てこないところがあったので、その頃何してたのかな〜と思って読んでました。 (2019年8月26日 22時) (レス) id: cc7612a390 (このIDを非表示/違反報告)
天の子(プロフ) - Emさん 楽しんでいただけたようで嬉しいです♪感想ありがとうございます(*´ω｀*)☆ (2019年8月26日 15時) (レス) id: 7ec05556a4 (このIDを非表示/違反報告)
Em - ステキな物語をありがとうございます！ (2019年8月26日 14時) (レス) id: 897f9eb425 (このIDを非表示/違反報告)
天の子(プロフ) - さりさん コメントありがとうございます(*´ω｀*)翔くんファンなんですね？♪♪ (2019年8月25日 12時) (レス) id: 7ec05556a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天の子 | 作成日時：2019年8月17日 15時
