海 ページ27
翔「みんな！ご無事で何より！」
後ろの席から聞こえる声。
驚いて振り向き、身を乗り出して覗き見るニノ。
ニノ「あれ？！翔ちゃん？！」
後ろのシートに横たわっている翔。
翔「よう」
ニノ「なんで？！」
翔「昨日、一時退院したのよ」
ニノ「えぇっ聞いてなかったよ？！｣
翔 ｢ごめんごめん、またすぐ会えると思ったからさ｣
ニノ「水くさいですねぇ〜ねぇ智〜」
相葉の腕の中で、
ﾌﾆｬﾌﾆｬ嬉しそうに笑っている智。
悟「うまく行ったな！」
助手席の悟が珍しく楽しげに声を出す。
潤「このまま海まで真っ直ぐ行くぞー！」
相葉「ゴー！ゴー！」
ニノ ｢相葉さん、ちょっと静かにしてくださいよ。
智の体にさわります。｣
相葉｢あっごめんね！！
大ちゃん！痛かった？｣
この青春の時間を楽しんでいる智。
ﾌﾆｬﾌﾆｬと相葉に笑いかけている。
潤｢もうちょっとで着くからな！」
ニノ｢あー！見えてきたぁ！｣
相葉｢海！海！海！海！海！｣
翔｢まぁじすげー！｣
車を停める潤。
ｻﾞｻﾞーーーﾝ・・
智を背負い、浜辺へ足を下ろす相葉。
ニノ｢相葉さん、これ敷いてから。
悟が色々と考えてくれて準備してくれてたの。｣
相葉｢おー！悟珍しく気が利くね！｣
悟「ひと言余計だわ！」
大きなビニールシートを広げ、
波がすぐそこまで見える場所をとる。
厚手のマットを敷くと、
そこにそっと智を横たわらせる相葉とニノ。
相葉「大丈夫？腰のとこ、痛くない？」
智「うん・・・あぃがとぉ」
ニノ｢翔ちゃんと潤くんは？｣
相葉｢俺ちょっと行ってくる！｣
悟「智、これ掛けてろ？」
ｺﾛﾝと横になっている智に、
厚手の毛布を掛ける悟。
暗闇に目が慣れてきた頃。
ｻﾞｻﾞｰｰｰﾝ・・
智「・・・きれぇ・・・」
目をキラキラさせて波を見つめる智。
ニノ｢キレイだなぁ・・・｣
ｺｸﾘと頷く智。
翔を背負った潤と、
荷物を持った相葉がゆっくりと向かってくる。
のんびり立ち上がる悟。
ゆっくり３人の方へ向かって行く。
ニノ｢ねぇ。
このままどっかに行っちゃおうか？｣
智｢ﾝﾌﾌ・・・いっちゃおーかぁ･･･｣
ニノ｢どこがいいかな？｣
智｢・・・みなみの・・・しま、かなぁ・・・？｣
ニノ｢ﾝﾌﾌ、いいね｣
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天の子(プロフ) - さりさん そうだったんですねぇ〜(笑)翔くん視点の感想、ありがとうございます(*´ω｀*) (2019年8月27日 0時) (
レス) id: 7ec05556a4 (このIDを非表示/違反報告)
さり - 天の子さん» そうです！みんな好きだけど翔くんが1番好きです！途中翔くんが出てこないところがあったので、その頃何してたのかな〜と思って読んでました。 (2019年8月26日 22時) (レス) id: cc7612a390 (このIDを非表示/違反報告)
天の子(プロフ) - Emさん 楽しんでいただけたようで嬉しいです♪感想ありがとうございます(*´ω｀*)☆ (2019年8月26日 15時) (レス) id: 7ec05556a4 (このIDを非表示/違反報告)
Em - ステキな物語をありがとうございます！ (2019年8月26日 14時) (レス) id: 897f9eb425 (このIDを非表示/違反報告)
天の子(プロフ) - さりさん コメントありがとうございます(*´ω｀*)翔くんファンなんですね？♪♪ (2019年8月25日 12時) (レス) id: 7ec05556a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天の子 | 作成日時：2019年8月17日 15時
