分かち合う ページ22
翌日。
智「あ、ばちゃ・・・ご、め・・・」
相葉「ん？どうしたの？」
智「こ、し・・・のとこ・・・ぃたくて・・・」
相葉「あ、うんっ」
サッと立ち上がる相葉。
相葉「じゃ、体、横にするよ？大丈夫？」
智「・・・ん」
少し不安そうに頷く智。
智の華奢な背中に大きく長い腕をまわし、
ゆっくりと智の体を動かす相葉。
智「ん・・・っ」
相葉「あっ大丈夫？！痛かった？」
少し力を加えたら
折れてしまうんじゃないかと思うほど
細い体の骨が、相葉の腕に当たる。
智「ん、らぃ、じょ・・・っ」
苦しそうに息を吐く智。
相葉「っ大ちゃん？！
動かさない方がいい？」
智「・・・んぅっ」
相葉「どこっどこいたい？！
俺、痛いとこ触ってた？！」
騒ぎながらも、
なんとか智の体勢を変えることに成功する相葉。
相葉「ごめんね？大丈夫？」
智「ｯﾊｧ・・・あぃ、がと・・・」
目を閉じて苦しげに息を吐く智。
相葉「少し楽になった？痛いところある？」
智「ほ、ね・・・あたっ・・・」
相葉「え？あ、
骨がベッドに当たって
痛いのかな？！
・・・ねぇ、おおちゃん？
腰のとこ、見てもいい？」
ﾌﾙﾌﾙと頭をふる智。
相葉「やだ？
俺・・・大ちゃんの痛み、
少しだけでも分かち合いたい！」
ｳﾙｳﾙした目で、相葉を見上げる智。
相葉「ね？いいでしょ？
どうしても嫌だ？でも、一回だけ！
ちょっとだけだから！お願い！」
智「・・・・・・」
沈黙。
少し考えてから、ｺｸﾘと頷く智。
相葉「えっ、いいの？！」
智「・・・ん・・・」
相葉「じゃあ、めくる、よ？」
パジャマの裾を、そっとめくる相葉。
目をギュッと閉じる智。
相葉の目の前に現れた華奢で細い腰。
お尻にかけて、大きなガーゼが貼ってある。
それ意外にも擦れたような傷がたくさん。
相葉「・・・・・・」
言葉を飲む相葉。
相葉「これ・・床擦れって、
こんななんだね・・・
痛いね・・・
ごめんね？さっき。」
力なく謝る相葉。
智「ら、じょぶ・・・あり、がと、ね。」
そっとパジャマを戻し、
智に薄い毛布をかけてやる相葉。
相葉「痛み止めは？もらってるの？」
智「うん」
相葉「我慢しないで飲むんだよ？」
智「ﾝﾌﾌ、うん」
相葉「疲れちゃったよね。眠っていいからね。
またなんかあったらすぐ言ってね？」
相葉の手を握り、目を閉じる智。
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天の子(プロフ) - さりさん そうだったんですねぇ〜(笑)翔くん視点の感想、ありがとうございます(*´ω｀*) (2019年8月27日 0時) (
レス) id: 7ec05556a4 (このIDを非表示/違反報告)
さり - 天の子さん» そうです！みんな好きだけど翔くんが1番好きです！途中翔くんが出てこないところがあったので、その頃何してたのかな〜と思って読んでました。 (2019年8月26日 22時) (レス) id: cc7612a390 (このIDを非表示/違反報告)
天の子(プロフ) - Emさん 楽しんでいただけたようで嬉しいです♪感想ありがとうございます(*´ω｀*)☆ (2019年8月26日 15時) (レス) id: 7ec05556a4 (このIDを非表示/違反報告)
Em - ステキな物語をありがとうございます！ (2019年8月26日 14時) (レス) id: 897f9eb425 (このIDを非表示/違反報告)
天の子(プロフ) - さりさん コメントありがとうございます(*´ω｀*)翔くんファンなんですね？♪♪ (2019年8月25日 12時) (レス) id: 7ec05556a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天の子 | 作成日時：2019年8月17日 15時
