不安定 ページ17
ニノ「で、でもっ、
言われてるでしょ？
今は絶対安静なんだよ？」
智「ﾋｸﾞｯ、・・・ｳｩ・・・」
わかってるはずなのに、なぜか嫌がる智。
今の自分の状態に、
気持ちがついていけていない。
ニノ「ほら、しちゃいな？ね？
時間かかってもいいから・・・。」
薄い毛布の上から智のお腹を擦るニノ。
顔を歪める智。
智「ﾝｱｧｯ」
ニノ「大丈夫大丈夫。ね？」
泣きながらも、ニノにお腹をさすられている智。
智のためとはいえ、心が痛むニノ。
智「ﾋｯ、ｳｩｪ〜・・・ｱｧ〜・・・」
か細い声でﾋｸﾋｸと泣き出す智。
ニノ「どした？ごめんっ痛む？」
智「・・・ｯｩ・・・でなぃ、から・・・ｯやめ、て」
ニノ「でないって・・・
トイレしたいんでしょ？悪いもんは出さないと。」
智「ﾝｩ、・・・ｯｳ、ｯﾝ・・・、・・・！」
突然、智の息が乱れ始めた。
ニノ「えっ？！智おちついて！」
智「お、・・・ぁか・・・ｯｱ」
ニノ「えっお腹？！痛む？！」
声も出せないのか、
目をきつく閉じたままジッと耐えている智。
ニノ「待ってて！」
ナースコールを押し、事情を伝える。
すぐに来てくれる看護師。
いつも通り処置が終わるまで廊下で待つニノ。
そこに戻ってきた相葉と悟。
相葉「どうしたの？！大ちゃんは？！」
ニノ「おかえり・・・」
相葉「ニノちゃん！」
相葉に軽く肩を捕まれるニノ。
ニノ「・・・ぉな、か・・・」
悟「ん？お腹？」
ニノ「・・・お腹、痛いって・・・」
相葉「え・・・」
ぼーぜんとする相葉。
軽く足を引きずりながらも、
ものすごい速さで部屋へ入っていく悟。
ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ
当然のごとく忙しない部屋の中。
智の顔すら見えるような状態ではない。
ぼーぜんと立ち尽くすしかない悟。
翌日。
相葉「ん・・・」
ニノ「相葉さんおはよ。もう昼ですよ。」
相葉「え・・・？ニノちゃん？」
ニノ「なんですか？」
相葉「大ちゃん起きた？」
ニノ「んーん・・・」
酸素マスクをつけ、静かに眠っている智。
簡易ベッドから起き上がって智の傍に座る相葉。
相葉「そ、っかぁ・・・。これ、もうボロボロだ・・・」
ニノ「ん？お守り？」
相葉「うん。いつかの入院の時に、渡したんだよね。
ずっと、ここに着けててくれてるの。」
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天の子(プロフ) - さりさん そうだったんですねぇ〜(笑)翔くん視点の感想、ありがとうございます(*´ω｀*) (2019年8月27日 0時) (
レス) id: 7ec05556a4 (このIDを非表示/違反報告)
さり - 天の子さん» そうです！みんな好きだけど翔くんが1番好きです！途中翔くんが出てこないところがあったので、その頃何してたのかな〜と思って読んでました。 (2019年8月26日 22時) (レス) id: cc7612a390 (このIDを非表示/違反報告)
天の子(プロフ) - Emさん 楽しんでいただけたようで嬉しいです♪感想ありがとうございます(*´ω｀*)☆ (2019年8月26日 15時) (レス) id: 7ec05556a4 (このIDを非表示/違反報告)
Em - ステキな物語をありがとうございます！ (2019年8月26日 14時) (レス) id: 897f9eb425 (このIDを非表示/違反報告)
天の子(プロフ) - さりさん コメントありがとうございます(*´ω｀*)翔くんファンなんですね？♪♪ (2019年8月25日 12時) (レス) id: 7ec05556a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天の子 | 作成日時：2019年8月17日 15時
