さとしのこと（気象系病系） (ページ24)

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ニノの嫉妬ページ24

ニノ「いいからもう寝てください。俺がいたら眠れないですか？」

翔「う～ん。ニノ、カワイイからなぁ～」

ニノ「えっ？！」

翔「自覚なかったの？あなただいぶカワイイよ？」

ニノ「えっ？！」

戸惑うニノ。

ニノ「それを言うなら翔ちゃんでしょ！」

翔「なっ」

今度は翔が戸惑う。

翔「あのねぇ・・・俺、男よ？」

ニノ「ちょっ、俺だって男ですよ！」

翔「まぁまぁ、じゃあ間をとって、智君がカワイイってことでいいじゃない。」

ニノ「なんですか、その間の取り方は(笑)。
智っ、は・・・もちろんカワイイですけど・・・」

なぜか嫉妬心と羞恥心に襲われる。

智を独占したい・・・って、何考えてんだ、俺おかしいな。

翔「ニノ顔赤いよ？」

ニノ「！！！！！」

翔の指摘に、思わず腕で顔をおおう。

ニノ「あっ俺用事思い出した！じゃ、またね翔ちゃん！」

もうここはこうして逃げるしかないと、
結局、自分のベッドにもどってきた。

ニノ「は～あ。」

ゴロンと横になる。

智、起きてんのかなぁ？今頃友達に囲まれて楽しくしてっかな・・・
そんなことを思いながら、いつのまにか眠っていた。

翌日

ニノ「さ～とし」

注射も終わり、検診も終わり、暇になったニノは相変わらず智のところに来ている。

智「ん・・・ぅ・・・ニ、ノ？」

ニノ「どぉ？しんどくない？」

智「・・・て・・・」

ニノ「手？」

布団に手を突っ込み、智の手を探してその細い手を布団の上に乗せ、握る。

ふにゃりと笑う智。

ニノ「ﾝﾌﾌ、マッサージしたげよっか？すぐにお絵描きできるように。」

ｺｸﾝと頷く。

ニノ「何か欲しいもんない？」

ゆっくりと首をふる。

ニノ「酸素マスクとれたんだね。苦しかったりしたらすぐ言うんだよ？」

ｺｸﾝと頷く。

智「あ、の・・・ね、・・ニノに・・ｯｹﾞﾎｹﾞﾎｯ」

急に咳込みだす智。

ニノ「ん、どした？大丈夫？」

智「ｹﾞﾎｹﾞﾎｯｹﾞﾎｹﾞﾎｯｹﾞﾎｹﾞﾎｯｹﾞｯﾎｹﾞｯﾎ」

ニノ「横向いた方が楽なんじゃない？
こっち背中にしてごらん。さすったげるよ。」

智「ｹﾞﾎｹﾞﾎｯ」

咳込みながらも、なんとか体を横にしようとする智を支える。

ニノ「つらいね・・・」

激しく上下する智の背中をさすってやる。