17【出会いと始まり】 ページ17
阿部side
今日は珍しく午前中に仕事も大学もないから、佐久間との時間を大切にしようと早めに起きた。
読み書きを教えようと買っておいたテキストを出して佐久間の事を呼ぶ。
佐「阿部ちゃんおはよ〜」
阿「おはよう。今日はね佐久間に読み書きを教えようと思って。
少しづつ覚えてこうね！」
佐「はーい！」
阿「じゃあ『あ』からね。まずお手本をなぞって、書き順ととめはらいを意識して次のマスに書いてみて。」
言った通り丁寧に書いていく佐久間。
阿「上手！『あ』のつく言葉ってなんだ？」
佐「あ…あ…アヒル！」
阿「そーだね！そしたら何回か書いて形覚えていこ。」
佐「うん！」
その後も丁寧に書き写して、ひらがなの勉強はおしまい。
数字はアニメで割と覚えたらしく書きはバッチリだったから加減や2桁3桁の数などを教えよう。
普通に教えるのじゃ嫌になっちゃうかもしれないからちょっと早めのお昼ご飯でたこ焼きを二人で作ることにした。
佐「これ意外と難しいね〜！なかなか、回らないよ？んーこうかな？
あ、出来た！阿部ちゃんみて！出来たよ！！」
二人でご飯を作るというのは初めてで佐久間も楽しんでくれてるみたいだから良かった。
阿「お！凄い！確かに難しいねこれ。」
竹串でクルッと回そうとしてるんだけど中々上手くいかない。
それでも上手くいった時の喜びは大きくて、完成した時は二人してはしゃいだ。
たこ焼きは大きなお皿に盛り付けて、佐久間には小皿を渡した。
そこに三つたこ焼きを乗せる。
阿「たこ焼きをのせました。今は何個か分かる？」
佐「三個？」
阿「正解！じゃあーここにまた二つ乗せると、何個になった？」
佐「いち、にい、さん、よん、ご！五個になった！」
阿「うん！よく出来ました！三個に二個足すと五個になるんだね！
じゃあ頑張ったからあったかいうちに食べよっか。」
佐「食べるー！」
「「いただきます！」」
口いっぱいにたこ焼きを詰め込んで満足そうに食べている佐久間をみているとこっちまで嬉しくなってくる。
佐久間の学力はまだ小学生にも満たない位。だけど俺がきちんと教えて、将来苦労しないようにする。
佐久間がきちんと生きていけるように。
まだまだ先は長いけどね。
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ゆず(プロフ) - 細かいかもしれませんが、舘さんの漢字間違えてますよ…(小声) (2021年11月17日 22時) (
レス) @page14 id: 0bf6d81166 (このIDを非表示/違反報告)
しも(プロフ) - ぴこさん» 喜んで頂けているようで私も嬉しいです！！更新頑張ります！ (2020年5月14日 22時) (レス) id: 617f873a8e (このIDを非表示/違反報告)
ぴこ - あわわわ…。嬉しいです！スノ担&NEWS担なのでテゴマスがでるなんて…だしてくれてありがとうございます！凄く嬉しいです！更新頑張って下さい (2020年5月14日 21時) (レス) id: f787327a83 (このIDを非表示/違反報告)
しも(プロフ) - ゆ〜さん» ありがとうございます！ぜひぜひ最新話まで読んでみて下さい！更新たくさんできるように頑張ります！ (2020年5月12日 22時) (レス) id: 617f873a8e (このIDを非表示/違反報告)
しも(プロフ) - ゆりあさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2020年5月12日 22時) (レス) id: 617f873a8e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霜 | 作成日時：2020年4月28日 20時
