130深澤side ページ8
夜。みんなが寝静まった家から、事務所へ行って、仕事の続きを始めた。
別段忙しいわけじゃなく、昔から良く皆んなが居ない時間に仕事をやることがあった。他の人に任せられないような仕事とか、俺個人でやりたい仕事とか。そんなのがある時に、隠れてやっていた。
あとは、一人でいたい時。
今日もそんな気分だっから。
キーボードを叩く手を止めて、顔を上げた。
当たり前だが外は暗く、中にポツポツと明かりが見える程度。あそこではサラリーマンが残業でもしているのだろうか。
＿＿＿あんな事が無ければ今頃俺だってあの中にいたかもしれない、なんて。
実際あっちに行きたいか、と言われればそうじゃない。後悔しているのは俺だけじゃ無いし。
あいつらだって、普通に普通の会社に勤めて家庭だって持ちたかっただろう。
不運にも、捨てられてしまったり、売られてしまったり。周りの人が悪かったとか。まあ、それだけじゃ言い訳にならねえけど。かわいそう、ではあるのかもしれない。
…夜はやっぱり色々考えてしまうな。俺にはあの騒がしさが向いているのかも。
渡「ふっか？」
遠慮がちにゆっくりドアが開いて、翔太が顔を覗かせた。
深「どしたー？」
やっぱり来たか。
渡「どしたっていうか、お前こんな時間まで起きてんのかよ。」
深「今日だけね。翔太は？何か用でもあんの？」
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わーぉ(プロフ) - すごく面白くて続きが気になります！最後はどんな結末になるのか… (2021年11月9日 0時) (
レス) @page37 id: 88cbea371f (このIDを非表示/違反報告)
霜(プロフ) - オレンジさん» ありがとうございます！そろそろ終幕なので、楽しみに読んで頂ければ幸いです。 (2021年10月15日 11時) (レス) id: 617f873a8e (このIDを非表示/違反報告)
オレンジ - 話の続きが気になります。ふっかは黒幕なのかな？メンバー皆んなどうなちゃうんだろう？ (2021年9月11日 4時) (レス) id: 498347d06e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霜 | 作成日時：2021年6月24日 23時
