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112向井side ページ31
ただの高校生が俺らに勝てる筈もなく、威勢だけ良いやつらは直ぐに拘束されて大人しくなった。
ただ、公衆の面前やからこっちからは手を出すことはせずに。
その間に俺はラウールと蒼くんを外へ。ラウールは「僕は大丈夫だから」とその場に残ろうとしたけれど、そんな危険なことさせられへん。
ほんまに最近思うねん。ふっかさんおらんで良かったと。
そんな場面がいくつもあった。
向「とりあえず二人が無事で良かったわ。」
蒼「俺のせいです。ごめんなさいｯ」
ラ「何言ってんの⁈蒼くん悪く無いじゃん！」
向「そうやで。怖かったな？よう闘ったよ。やから謝らんでええ」
ラ「あの人たちは僕らに任せて！何でも屋だからね、何でもできちゃうから！」
蒼「…うん。」
そうして、この一件は阿部くんに引き継いで、一旦は解決した。
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作者名：霜 | 作成日時：2020年9月21日 18時
