桃色の光 ９ ページ24
家に帰り、特別用があるってわけやないけど、早く家事を終わらす。
やる事やって暇になったから、
寝る時間まで全然余裕あるんやけど、もう布団に入る。
今日はほんまに幸せやった。
でも、こうやって幸せを感じると、おかんを思い出す。
おとんも、はよ帰ってこんかなあ、って高校生ながら寂しくなってしまう。
幸せやとその反動で辛くなってまう、、、
辛くて寂しくて、涙が出てくる。
頬に伝う涙をそのままに、目を閉じた。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
朝起きても、気分はあまり良くなかった。
支度をし、学校に向かう。
緑｢おはよっ！｣
教室に入るなり、神ちゃんがいつにも増して元気に挨拶してくる。
顔には出さないようにしてるつもりやけど、やっぱ神ちゃんには分かるんやな、さすがやな。
もうそれだけで嬉しくて、、、元気になれる、、、！！
神ちゃん、ありがとうな！
赤｢はよ！｣
はは
いつも思うてるけど、改めて感じる。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
4校時目、やっと次お昼や！！
今日こそ小瀧に話しかけに行こうと、そう決意しとったら、
｢おーい、重岡ー！この資料を研究室まで持って行ってくれー！どうせ暇やろ？笑｣
うわ、まじで勘弁してくれや、今日に限って、、、！！
赤｢えー、俺暇やないですよー！笑｣
｢いいから、よろしくなー！｣
そう言ってさっさと出ていってしまった。
はぁ、なんでやねん！なんで俺やねん！
、、、はよ終わらそ
資料を置き、走って戻る。
あぁ、もしかしたら小瀧居らんかもなー、
小瀧は人気者やから、色々予定とかありそうやん？？知らんけど。
ちょっと切なくなりながら、教室の前まで来ると
見覚えのある高身長が。
小瀧！！、、、ともう1人高身長なイケメンがおった。
赤｢あれ？小瀧やん！｣
声をかける。
一緒におった人は流星言うらしくて、幼なじみらしい。
流れで4人で昼を食べることになった。
よく分からんけど、良かった！！笑
なんて思っとったら
緑｢良かったな!!｣
神ちゃんがコソッと耳打ちして来た。
赤｢おん良かった！けど、、俺から話しかけたかったー、｣
緑｢まあ、ええやん笑｣
嬉しいんやけど！！今日も俺から話しかける事は出来なかったんは悲しいなー、
まあええど！笑
緑NEXT→→→
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 96人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ごれらい。 | 作成日時：2022年12月5日 19時
